乳児 栄養 知識 |
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正しい知識に基づいた 乳児の栄養 | |
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人間の一生でうちで、乳児期ほど発育のめざましい時期はありません。体重わずか3000cくらいで生まれて赤ちゃんが、わずか1年くらいの間に、体重は出生時の約3倍に、身長は約2倍に達するのです。 このような素晴らしい発育を支えるのは、母親を中心に育児にあたる人たちの、暖かい世話にあることは言うまでもありませんが、その中で最も大事なことは、正しい知識に基づいた栄養を与えるということです。 ● 授乳が楽 人工栄養では、ミルクを薄めたり、消毒したり、哺乳びんにつめるなど、赤ちゃんの口に入るまでの操作が大変で、このため、操作の手を抜いて失敗する母親もしばしばみられます。 しかし、母乳栄養では、母親の乳房から直接に、濃さといい温度といい、赤ちゃんにとってちょうど飲みごろの状態で与えられるのですから、授乳は大変簡単です。特に、夜間の授乳は便利です。 ● 病気にかかる率が低い 母乳を飲む赤ちゃんは、一般に病気にかかりにくいようです。例えかかったとしても、人工栄養児に比べると重くなる率が低いのです。従って、統計を見ますと死亡率も母乳栄養児のほうが低くなっています。 この理由としては、母乳の成分組成が非常に優れていること、清潔であることなどが関係しているほか、母乳の中には、病気にかかりそうになっても、それを予防してくれる免疫体が含まれているからです。 ● 経済的に安い 人工栄養では、ミルク、哺乳びん、乳首などをそろえなければなりませんし、燃料もいります。月々のミルク代もかなりの金額になります。 ● 成分が赤ちゃんの消化利用に適している 粉乳が著しく進歩し、かなり母乳に近いものになってきました。しかし、それはあくまでも“近いもの”に過ぎません。 生理学的にも、栄養学的にも母乳の成分は、赤ちゃんの消化にもっとも適しています。 |
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