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赤ちゃんの睡眠



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 むかしから“寝る子は育つ”といわれています。たしかによく眠る子は、太って、神経も太く、眠らない子は、神経質でほっそりした子が多いようです。しかし、この逆のばあいも少なくないのです。

 睡眠には、個人差があります。月齢・年齢によって睡眠時間が変わります。このほかに、生活環境の違いによってもいろいろ違いが出てくるのです。

 <快い睡眠をさせるために>
 
● 睡眠時間にも個人差があることを知る

 月齢・年齢別の睡眠時間
0〜1か月
1〜6
7〜12
1〜3歳
4〜9
10〜15
成人
20〜22時間
15〜18
13〜15
11〜13
10〜11
 9〜10
 7〜8
 
 赤ちゃんの睡眠にはいろいろのタイプがあります。月齢・年齢によって、一応の標準はありますが、これはあくまでも目安にする程度にとどめ、これと違うからといって、あまり心配する必要はありません。

 しかし、月齢・年齢が小さいほど、体重が少ないほど、長い眠りが必要です。したがって、標準睡眠時間と大きく食い違いがあるばあいは、ほかになにか原因があると考えなければならないこともあります。

● よい睡眠環境をつくる

 必要以上の騒音、明るさ、そしてはんたいに静かすぎたり暗過ぎても赤ちゃんは眠りが悪くなります。また、暑すぎても寒すぎてもいけません。このようにこころよい睡眠をさせるためには、”適当な刺激”を与えてあげることも大切です。
 
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 テレビの音を極端に小さくしたり、ひそひそ話をする必要なまったくないのです。ごく日常的な音の刺激にならしていかないと、神経質な赤ちゃんになってしまいます。



● 眠りの悪い子はこんなことが原因のことも…

 今度は逆に、深い眠りをさまたげていると思われることがらをあげてみましょう。「どうもうちの子は眠りが浅くて」などと心配しているお母さん。いちど周囲を見回してみてください。案外これからあげるようなことが原因になっているかもしれません。

@  運動不足が第一にあげられます。幼児期になって、戸外などでじゅうぶん遊ばないと、適度の疲れが生じません。そのために眠りが浅くなるということがあります。
 
A  周囲の音がうるさいとき。人の話し声やテレビの音などは、慣れればいっこうに気にならないものですが、突然聞こえる飛行機の音や自動車のクラクションの音など、不調和な音は安眠をさまたげます。
 
B  病気をして、お母さんがしばらく甘やかしたりすると眠りが浅くなることがあります。こんなときは、できるだけ早く、もとの生活に戻すことです。
 
C  お部屋の温度が高すぎたり、逆に低すぎたり、また布団のかけすぎ、着物の着すぎもよく眠れないものです。
 
D  不意の来客で家の中がバタバタしていたり、長い旅行に連れ出したり、外出の時間が長引いたりして、赤ちゃんの生活のリズムが乱れてしまいますと、興奮してなかなか寝付けなくなります。
 
E  もっとも大きな問題になるのは過保護です。このばあい、頑張って一人で寝ようという気持ちにならないで、寝ていても誰かにささえられないとだめ、ということになります。

● 昼寝の時間は赤ちゃんのリズムを尊重して


 新生児期では、授乳・入浴・おむつの取り換え以外はほとんど眠ってばかりいます。月齢が進むにつれて、睡眠時間はだんだん短くなり、1歳ころから昼寝の習慣がついてきます。

 昼寝の時間のおおよその目安をしめしてみます。

 1歳代は午前と午後に1時間半くらいずつ。
 2歳代は午前か午後に1〜2時間くらい。
 2歳代になると昼寝をしない子も増えてくる。

 最初にも述べましたが、これはあくまでも標準ですから、もちろん個人差はあります。

 ここで注意しなければならないことが一つあります。
 とかく、お母さん方は、標準時間をうのみにして、どうしてもその時間だけ眠ってもらおうと、やっきになりがちです。ところが、子どもの睡眠のリズムを無視して、無理に昼寝をさせますと、夜になってなかなか眠ってくれず、親を困らせます。

 1日何時間ぐらい眠ると機嫌がよいかということをふだんからよく観察し、その子にあった睡眠をとらせるべきでしょう。


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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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