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3歳児の絵

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 3歳になると線が急に複雑になり、形も少しずつ何だかわかるようになってきます。ところが、この時期には無意識のうちにさまざまな敵対物を発見して、それから身をまもろうとする構えが出てきて、それが絵にも見られるようになってきます。

 親に保護してもらいながら、自分の牙をみがく時代に入ったのです。この時代はわがままな反面、依存性が強いのです。

● 3歳児の絵の際立った変化

 生活の上でも、“いじめる現象”があらわれ、相手を突き飛ばして相手の反応をうかがったりします。けんかもおこります。そこで絵の内容も、やっつけるもの、自分に襲いかかるものなどが中心になってきます。

 いつもおこられている子どもは、画面にたくさんの点をうって、「熊の足跡」「怪物の足跡」などとつぶやいたりします。一方的な強い刺激を親から受け続けている子は、雷とか火事とか破壊につながるものをよく描いたりします。
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 ふつう3歳児では、線で形を描き、その中を塗りこみ、周囲の余白に線をひいたり点をうったりします。形はものの説明であり、塗りこんでその形に生命を与えたことになるのです。周囲の線や点は、そのものが動き出した様子や、勢いをあらわしているのです。

● 自己中心の空想の展開

 子どもは、絵の中の主役は自分であり、演出も自分なのです。ですから、友だちと一緒に“お絵描き”をしていても、主役同士の呼吸や空想のすじがあっているばあいはよいのですが、それが破れたときにはいさかいがおこります。

 しかし、それもすぐおさまるでしょう。子どもは自分のドラマの演出に忙しいのです。
 
● 人物はまだ無理
 

 まだ人物は大きな顔からすぐ手足の出ているタコのような、火星人のような“人物”です。それどころか、花や木や家などに目、口、手足などをつけたりします。

 これを「アニミズム」といいますが、3歳児の世界ではすべてのものが自分と友達であり、遊びの相手なのです。

● この時期に気をつけること


 子どもの絵を見てお話をしてあげる
 花や木や太陽に手足や目鼻がついていたら、そういうものと子どもとの対話を興味深く聞いてやったり、お話をしてやってほしいものです。

 子どもは、心の中で会話することによって感情をまとめたり、考える楽しさを味わったりしながら、知性を伸ばしていくのですから。

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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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