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子どもの絵本

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家庭での教育
  絵本  2歳〜3歳児の絵本  4歳〜6歳児の絵本


● 親が子供と楽しむもの


 「子どもたちにどんな絵本を与えればよいか」とか「どんな与え方をすればよいか」などという質問をよく受けます。しかし私は、絵本はおとなが一方的に子どもに“与えるもの”ではないと思います。与えるものではなく、絵本をなかだちとして、親と子どもがともに楽しむものなのです。

 読み手である親は、読み手として絵本を楽しみ、いっぽう子どもは、読んでもらう側として絵本を楽しむわけです。言いかえると、絵本を楽しむという経験を、親と子が立場こそ違え、ともに分かち合うものです。

 これは絵本にかぎったことではありません。子どもたちにかかわりのある“児童文化”というものが、すべてそうでなければならないのです。

絵本は親が「つまらないけれど、子どもに与えねばならないものだから、仕方ない」というような姿勢で読んでやっても、子どもたちが感動するでしょうか。子どもたちは、読み手が感動することによって、はじめて感動できるのです。
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 子どもたちは読み方の上手、下手というような単に技術的なものからではなく、いかにもおもしろくてたまらないという、絵本に取り組む親や大人の姿勢から、いろいろなことを学んでいくのです。

 発達段階による絵本の選び方
 
● 親の感動と興味で選ぶことが第一


 ですから、絵本を選ぶときには、まず親が本当に感動できるものであるかどうか、興味深く読めるものであるかどうか、ということが第一の条件になります。

 原則的には、その内容と表現とが、子どもの発達段階に応じていなければなりませんが、それよりも親の興味や関心が優先します。これは非常に大切なことです。
 
 ここでは、子どもの発達に即した内容と表現について、一つの目安として、段階的に一例をしめしてみましょう。

 10カ月〜1歳半

● まだおもちゃの要素が強い

 
 この時期は絵本は本でなく、おもちゃの一種です。あるいはおもちゃから独立して本として働こうとする段階ですから、まず実物を見せることが重要です。この時期の子どもにとっては、本は二次的なものなのです。

 子どもたちは、実物で知っているものと、絵本の絵を結びつけて、“ああ、これはあれか”と再認するものですから、この時期の絵本は、子どもたちの身辺にあって、たえず関係のあるようなものが内容となります。たとえば、「ものの本」「どうぶつ絵本」「のりもの絵本」「おもちゃ絵本」などがそれです。

● 絵は写実的なもの、製本は丈夫であること


 絵と実物と結びつけるのですから、自然主義的な写実的な絵─見たまま描かれているものでなければなりません。その意味では、カラーの写真のものも悪くないでしょう。

 まだおもちゃの要素が強いので、簡単に破られても困ります。厚手の紙に印刷され、製本が堅牢で、たとえ子どもがなめても色が落ちないようなものが必要です。印刷インキには、食品衛生法のような規制はされていませんので、注意しなければなりません。
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● のびのびと遊ばせ、楽しませる

 この時期は、一人で絵本と遊ぶか、おとなが見せてやらなければならないわけですが、あまり神経質になって、子どもをテストするようなことは、絶対にさけたいものです。そういうことより、「絵本は楽しいものだ」という経験をさせることが大切です。

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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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