子供の性格 臆病

子供の性格と情緒:臆病
なぜ臆病になるのか
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子供 性格 臆病とは



 臆病とは

 能力のあるなしにかかわりなく、新しい状況や、難しい課題に対して、不安、恐怖をいだき、積極的な行動がとれない心の状態を、臆病という。

 臆病な子の特徴

 臆病な子の特徴は、勇気がなく、自立的に行動することができない点である。一般に次のような特徴を示す。
 
@ 夜一人で便所へ行けない。暗いところをむやみに怖がる。
A 今までした事がないことは、つい尻込みしてしまう。
B ちょっと難しいと、すぐ手を引いてしまう。
C やれば出来るのに、ぐずぐずしていて、なかなかやろうとしない。
D 人の後にこわごわ、くっついてばかりいる。

 年齢によって憶病の対象は違ってくる

 臆病は恐怖とか不安といった心理と深いつながりがある。恐怖を感ずるものに対して臆病になるのである。その対象は年齢によって違ってくる。

 幼児期
 物音、高い所、身体的痛みなど、感覚に物理的ショックを与えるものが恐怖、つまり憶病の対象となる。

 学童期
 物理的なものへの恐怖が減り、変わって幽霊とか、物語中の人物など、主観的な想像上の産物が対象となってくる。

 青年期
 他人からのあざけり、批評、叱責など、対人的・社会的な事柄にうつっていく。

 なぜ対象がうつっていくのか

 学童期から青年期にかけて恐怖を感じ、臆病にさせられる物の対象が別のものへと移っていくのは、この年頃の子供の関心が、身の周りの狭い視野から、広く社会に向けられてくるためである。

 こうした関心は自分の行ないが、社会や集団に承認され、称賛されたいという欲求にもつながっている。

 だから、叱責とかあざけりなど、社会から跳ね返されてくるものをこの年頃の子供は、なによりも恐れ、ますます憶病になっていく。

 臆病は後天的なもの

 自立的な行動がとれるか、依存的傾向が強いかは、素質的なものというより、むしろ、後天的に育てられたものである。幼いころに親が子供をどう扱うかによって変わってくる。
 
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 たとえば、幼児が甘えたり、助けを求めたりした時、母親がどのような態度をとるかによって、その子の依存性の強弱は違ってくる。

 子供が新しい行動のしかたを覚え、自分から進んで課題に取り組んだとき、親が子供にどの程度の自由を与えるかにも関係がある。

 励ましたり、褒めてやったりしているか。
 危険を恐れて、不安な態度を示したり、子供の行動を禁止したりしないか。

 このように、親の態度によって、子供の自律性は助長されもするし、逆に育たなくもなる。

 子供が危険にさらされたり、失敗するのを恐れて親がそばからやめさせようとすることが多いと、子供は自分の行動に自信を持つチャンスを失い、常に危険や失敗をさけようとする、胆力のない臆病な人間に育ってしまう。

 臆病にも個人差がある

 臆病はまた、「事態の変化に対する敏感な反応」ということができる。しかしこの敏感な反応性は、ある程度生まれつきのものであって、個人差がある。

 成長過程の中で、子供のがいつの間にか身につけてしまう面も決して少なくない。とくに幼いころの経験が果たす役割は大きい。

 たとえば、水におぼれた経験を持つ子供は、それ以来、水に対して臆病であると同時に、敏感な反応を示す。

 失敗しながら臆病を克服する

 臆病を克服させるには、それまでとかく避けがちだった新しい課題に積極的に取り組み、失敗しながら克服していくという姿勢を取らせることが大切である。

 無理の少ない、身近な課題から、少しずつ経験させていくのがよい。いきなり難しい課題に取り組ませたり、危険をおかさせたりするのは考えものである。

 他人の目を意識させない

 子供が、学童期から青年期にかけて、社会的なものに恐れをいだき、臆病になるのは他人の評価、他人の目を気にし過ぎて、自分を失うからである。


 たとえ、その子に関係のないことであっても、人がどう言うだろうとか、どう見るだろうとか、ことさらに他人の目を意識させるような会話は周りで慎んだほうがよい。

 そばから励ましてやる

 子供の新しい体験や行動は、大人から見れば何でもないことでも、臆病な子にとっては、とりわけ勇気のいる大仕事であったのだから、素直に褒めてやり、「その意気、その意気」と励ましてやることが大切である。

 
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