子供の性格 劣等感

子供の性格と情緒:劣等感
劣等感の原因とその克服
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子供 劣等感の原因



 劣等感とはどういうことか

 明るく朗らかに振舞っていたのに、ふっと口をつぐんでしまう。何が気に触ったのか周囲のものはとらえることが困難である。理由をたずねると、その人から遠のこうとする。

 心の中に触れられたくない何かがあるのかも知れない。周囲から察して、「これこれだからでしょう」と云うのは、傷口にわざと触っているようなことになる。

 どこかに弱みがある。その弱みに触れられるとき体験される感情を「劣等感」という。

 劣等感はどうして強められるか
 
 劣等感を強めるのは、自分とほかの物との比較意識である。その意識がもたらす体験にともなう感情が、劣等感を強める。

 自分から他のものと比べて劣等感を強めるばかりでなく、他の人から自分が比べられて劣っていることに気づかされ、劣等感が強められる。

 劣等感にとらわれて控えめになる。おずおずする。これが出来るかどうかと不安になる。周囲からは、この様子では出来そうもないと判断される。自分もそれを認め、どうせ出来ないのだという先入観が、これから新しく始めることに望む態度を消極的にしてしまう。

C 兄弟がいて、兄が勉強がよくできる。弟も、弟のクラスではできるほうだが、兄よりはできない。周囲からは、お兄さんがよくできると同じように弟もできると思われる。その期待が弟に寄せられる。始めはそれに応えられるように努力をする。しかし、実現されない。それでも周囲の期待が変わらなかったり、自分の要求の水準が下がらなければ、失敗の経験が続いて、劣等感が高じてくる。

 劣等感がひどくなると、その子の人柄全体をつくり変えていくことになる。人柄にゆがみができる。ひがんでくる。物事をありのままにとらえることが難しい。また失敗をするのではないかという不安が働き、自己防衛の態度をとるようになってしまう。

 克服されねばならない劣等感

 何かを自分でした結果が、周囲の人から、これこれと評価される。それと、自分の自己評価とにずれがある。多少のずれは誰の場合もあるが、周囲にこれだけ出来ていればいいではないかと言われてもその気になれない。

 始めは、周囲の人々の評価に強く影響され、劣等感を持つようになるが、劣等感が高じてしまうと周囲の人々の評価だけでは、もはや左右することが出来ないまでになってしまう。こうなっては、他の人や物・仕事などとの関係が発展していかない。このような劣等感は克服される必要がある。

 劣等感に打ち勝つためには

 劣等感はそれを克服しようとするより、それはそれとしてありのままに認めることから始めるほうが、克服しやすい場合が多い。
 
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 自分自身との関係、例えば、容貌とか、その他の身体状態などについては特にそうである。

 背が低かったり、太っていたりすれば、本人はそれほどと思っていなくても、ほかの人は決して高いとか痩せているとか言わない。その事に伴う劣等感は、強いてこれを克服しようとするのではなく、ありのままに低くても太っていてもそれを認める素直さを育てて、その事で、他の人と競い合うことはしないようにする。

 人との関係で「競争意識を抱いて振る舞うことは、励みになり仕事への情熱が駆り立てられる」という人がいるけれど、その人が優位に立っての発言ではないかを吟味する必要がある。立場が転じてその人が劣位に立ち続けると、劣等感が生じる。

 このような劣等感を克服するためには、競争へ駆り立てられる状況が変えられなければならない。人との関係で優位に立つことに価値を置くのではなく、人との関係の発展をもたらすことに価値を置くのでなければならない。

 劣等感が抱かれるのは、自分の力で変化できない障壁にもとづく場合が多い。自分の持つ力ではどうにもできないと感じられる。

 しかし、それを打破しなければ自分のしようとすること全てがはばまれて、実現しないかのように思われてくる。これは一つには、自分がこれまでにしてきた事への過信があるためで、新しい事態で働く、自発性の発動する機会が生かされないのである。

 すすんで振る舞うことをしないからである。「踏み切って振る舞うこと」ができるように、自発性・創造性を高めねばならない。

 自分だけでは変化できない障壁も、ほかの人との関係が発展するならば変化しうる性質のものであることを知っておく必要がある。障壁の意味が変わってくる。

 根本には、人間の努力で変えうる世界における活動に、人間らしさをとらえる態度が貫かれていなければならない。たとえば、努力しても変え得ない身体的条件にとらわれるのは人間らしいことではない。

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