子供の性格 虚栄心

子供の性格と情緒:虚栄心
虚栄心の裏表
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子供 虚栄心とは



 子どもの状態

 「ぼくの家にはお父さんがドイツから買ってきた機械のおもちゃがあるんだぜ」「ぼくの家にだってアメリカにいるおじいちゃんが送ってくれた、素晴らしい自動車の模型があるんだよ」という小学生の他愛のない自慢話。

 実際には、ほんの2〜3日、友人の別荘に行っていただけなのに、「今度、私の家で軽井沢に別荘を作ったの。今年はずっとそこに行っていたのよ。テニスをしたり、本を読んだり、涼しくて最高だったわ。来年は一緒に行きましょうね。お誘いしますわ」などという女子高校生の空想めいた話。

 
 このような会話からも分かるように虚栄心という言葉で表わされる内容はさまざまである。

 別に聞かれもしないのに、自分の家族のこと、親の社会的地位、一族の中の有名人のことなど、自慢そうに話す子供も虚栄心の強い子供といえよう。

 虚栄心とは

 虚栄心が強いということは、自分を実際以上に評価し、他人からもそう思われたい心をさしていう。他人の注目を集め、関心を自分に向けてもらうために大げさな表現をしたり、すぐばれてしまうような嘘も平気でつく。

 虚栄心の本質ともいうべき点は、他人に自分を誇示し、他人の称賛を得、そうすることによって自分自身の心の満足をはかることである。

 従って、虚栄心の内容も自分や自分の家の財力であることもあれば、電車の中で難しそうな本をわざと広げて、自分の知的水準の高さを誇ることもある。

 また、学生時代にはこんな悪いことをしたと後輩に語り、後輩の驚く様子を見て喜ぶようなこともある。いずれにしても相手を感心させ、自分と他人の間に一定の距離を置くことによって、自分の優位を意識しようとすることである。

 話に中身がない

 虚栄心の強い子の話というのは、それを聞くものが愚かであったり、社会的体験が不足であったりすると、単純に感心する。しかし、ある程度社会的に成熟した子であれば、その話の不合理性や底の浅さが目について、感情的反発を招くようになる。虚栄心に満ちた話から、内容のある会話が展開するはずがない。

 子供の自慢話は表面的なもの

 子供の単純な自慢話は、自分と他人、自分と家と他人の家の比較が出来るようになると始まる。しかし、自慢の内容は両方の量的比較(どちらの家が広いか、自動車があるか)であって、表面的なものである。

 青年期以降の虚栄心は劣等感が原因

 青年期以降の虚栄心には、なぜそのような傾向が生じてきたかを考えると興味深い。その原因の一つとして劣等感をあげることができる。
 
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 青年期になると、現実の自分と、理想としての自分の差も、自分と他人との差も強く意識される。

 このとき、理想に比べて現実が、また、他人に比べて自分の劣位が強く意識されると、正当な努力によってその差を縮めようとしないで一時的にではあるが、心にもない出まかせをいうことがある。

 したがって虚栄心の強い人は計画性がなく、その場その場で一時しのぎの事をいっている場合が多く、前と後で言うことが矛盾することも珍しくない。

 苦しい体験をした人の虚栄心

 幼少の時に、暗く苦しい体験を持つと、それと反対のもの(たとえば経済的に貧しいと豊かな生活、愛情に恵まれなかった場合は、精神的に安定した生活)を求める傾向が強く、自分の得たものや状態を得意になって話すことがある。

 しかし、これは顕耀欲(けんようよく)の強い人(自己中心的なヒステリー性性格の人)の虚栄心と区別されねばならない。

 劣等感を取り除いてやる

 虚栄心の強い人には、基本的に性格全般の未熟さがみられる。よくいえば子供っぽく、悪く言えば鼻もちならなぬ人のように思われている。

 虚栄心の強い子供を扱う場合には、なぜそのような事をするのかを考えてみなければならない。
 
 特に、それが劣等感によると思われるときは、その劣等感の原因を調べて取り除くことのできるものであれば、除いてやる必要がある。

 親は、子供が自慢していることを通して、子供が何に価値を置いているか、どの人に自分を認めてもらいたいかなどを知ることができる。

 真の自信をつけさせる

 虚栄心の強い子は、何事につけても本当の自信がなく、そのため安易な方法で自分の水準を保っている。

 このような場合には、人は人、自分は自分という考え方を導入するとともに、何か一つのことに自信を持てるようになることが必要である。

 性格の類型学では、虚栄心の強い人はヒステリー性性格であるといわれている。虚栄心は、実際にはなかなか取り除くことの困難な特性である。

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