子供の性格 おせっかい

子供の性格と情緒:おせっかい
おせっかいの心理
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子供 おせっかいの心理



 おせっかいな子

 「頼みもしないのに、余計なお世話だ」「自分のことも十分できないのに、何にでも口を出す」「他人の心配をする前に、まず、自分の事をやったらいいのに」。これは、おせっかいな子どもに対する非難の言葉である。

 おせっかいに近い言葉に、世話好き、親切がある。似ているようで、この三つには重要な違いがある。よい意味の世話好きや親切は感謝されるが、おせっかいは欠点であり、迷惑がられる。

 
 つまりおせっかいが、親切や世話好きと違うところは、他人に対してありがた迷惑な積極性を示すことである。「身のほど知らず」ともいえよう。

 自我拡張的である

 人は誰でも自我を外部に表現しようとする欲求を持っている。自分を他人に向かっていちじるしく際立たせ、自分のありのまま以上に拡大して見せようとする傾向が、おせっかいを生みだす基盤の一つである。

 ピント外れの社会的積極性

 自我拡張の傾向は、社会的積極性と言える。たしかにおせっかいは、消極的、非社会的な行動ではなく、積極的な行動である。

 自分が望みもしないことを、なかば強制的に自分の行動を押しつけ、自分の存在を目立たせようとする。これは、望ましい積極性、社会性ではなく、方向を誤ったピント外れの積極性と言えるものである。

 自己洞察が欠けている

 自分を客観的に見ることが出来ないので、つい身のほど知らずな行動に走る。つまり、おせっかいになるのは自分の性格や能力や短所を、ありのままに評価し自覚できないためである。

 自己を正しく洞察できれば、自分なりの自信を持ちうる。同時に、自分の限界を知り、過大な自己拡張をすることはなくなる。

 対人認知が弱い

 他人が自分をどのように見ているか、自分をどのように評価し、何を自分に期待しているかを正しくつかみとる必要がある。

 おせっかいな子供は、この対人認知が下手で、ズレがあるために、他人の期待に背く行動に走りがちである。そして、「頼みもしないのに」といわれる、ちぐはぐな対人関係におちいっていく。

 共感性が欠けている
 
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 集団生活では、自己中心に行動しないで、相手の側に立ち、相手の立場を考えて行動することが大切である。これを共感的態度とか共感性という。しかし、おせっかいには、この共感性が欠けているという点で、親切とは根本的に違っている。

 他人を過大に意識する

 他人に必要以上に関心を払うのは、自分の行動や考えに確信が持てないためであり、自己洞察ができないためである。そこで、つい周りの人たちの存在や行動に自分の心を動揺させられてしまう。そのため、的確な他人の立場を認知できず、よけいなおせっかいをしてしまう。

 対人関係の経験を豊かにする

 自分を正しくつかみ、他人が自分をどう見ているか、何を望んでいるかの見極めがつかないのは、対人関係、社会生活の経験が不足していることに原因がある。

 したがって、おせっかいな性格を直していくには、対人関係の経験を豊かにし、自己洞察、対人認知の訓練をほどこしてやることが望ましい。

 集団生活に入れる

 集団生活、ことに友だちと24時間の生活を共にする経験は、自分のありのままを知ってもらい、お互いの心を素直に開きあって相互理解をするよい機会である。

 ディスカッションも効果的

 ディスカッションの中に参加させるのはよいが、ただ一つの意見にまとめ、決議するために討議されるのではあまり効果がない。

 むしろ、対立する意見がいろいろと出され、それらが十分に討議される過程や、自分の意見を述べると同時に自分とは対立する他人の意見にも耳を傾ける。こうしたディスカッションを通して、自分とは異なる他人の見解や長所、短所を学びとる方法はたいへん効果的である。

 自己洞察を深め、他人を理解し、対人認知を的確にするために必要なことは、決議以前にみんなで考えあう経験である。

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