子供の性格 反抗心

子供の性格と情緒:反抗心
反抗心の理解と導き方
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子供 反抗心とは



 子供の反抗心とは

 親が「これこれのこと」を「して欲しい」という。その「こと」の性質にもよるが、それよりも、どちらかというと、「して欲しい」ということを受けつけない。黙っていたり、そっぽを向く。ときに、突っかかってくることもある。

 こういう気持ちは、「とても分からない親だ」と子供が思い込むと、親が何をいっても、まず反発する。して欲しいと言って近づけば、嫌だと言って遠のく。あるいは遠のいて嫌だと言う。どうにでもなれと投げやりにすると、しつこくからんできたり、投げやりにしておけないような重大事をその子がしでかす。
 
 親が思うようにしたくても出来ず、子供が思うようにしたくても出来ない。親と子の間で親は子供を、子供は親に「反抗している」と、お互いに意識する。親に反抗する子供がいると意識するとき、その親には、子供に反抗されているという意識が成立している。見方を変えれば、親が反抗されたと思うから、反抗する子供がいることになるのだともいえる。

 親が子供を自分の思うようにしようとしなければ、その親に子供から反抗されているという意識は成立しない。反抗心の強い子供がいるということは、子供からひどく反抗されていると思う親がいることを意味しており、その親は子供を思い通りにしようとしているのだといえる。

 反抗心が強いと偏狭になる

 親が子供を思い通りにしようとして、子供がその通りにならない。そこでお互いに反抗しているという意識をつのらせてしまうと、親子関係だけでなく、そのほかの対人関係でも望ましい発展ができなくなる。

 なににつけ、素直らしさが失われて、いろいろな関係を発展させることができにくい。

 素直でない子は、人と関係を深めることが、自分をも人をも伸ばすものとはとらえることができない。自分が抑圧され、人の言いなりにならなければ人との関係が結べないものと考えてしまう。

 せめて自分を防御してから関係を結ぼうとするため、関係の発展をはばむ。一般の常識や科学的知識でさえ、自分で確かめることのできる範囲しか取り入れようとしない。

 他人との関係だけでなく、自分自身との関係も発展しにくくなっている。自分をおびやかすものを排除するために自分にだけ通用する尺度に頼る。偏見を育てながら、自分に役立つものかどうかを識別して自分に取り入れる。自然、偏狭になってしまう。好悪がはっきりしていて、よく確かめてから好きなものを取り入れる。あるいは、嫌いなものから逃れることに急で、逃れた先でとらえるものがよいか悪いかの吟味を、おろそかにする。
 
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 反抗心の強い子は仕事の面で伸びることもある

 反抗心の強い子の場合、人との関係を結び始めるときに、特に関係の発展がはばまれる。自分との関係もはばまれ自分自身も伸びない。自分以外の物との関係において、自分自身の動揺が著しく感情の動きが激しい。しかし、そのような子供が物との関係では、その関係の発展をもたらす場合がある。このことを見落としてはならない。

 対人関係で、自分の味方であるか、そうでないかを見分けることによって育った弁別力が、物との関係で、事物を明確に認識する態度を育成するのに役立っている。対人的に好悪のはっきりしてくることが、物との関係で自分が打ちこめる領域をはっきりさせる。

 対人関係では、自分の思うようにならない相手がいるが、対物関係では、自分の働きかけ方によって、思うようにする事のできる領域と、思うようにできない領域とに、相手(物の世界)が分化する。自分の努力次第で自分の思うようになる。やりがいのある仕事を開発することができる。

 子どもの反抗をなくすには

 反抗心は、人との関係が発展しないで停滞しているとき、その停滞している関係を発展させようとする人たちに生まれてくる。この発展させようとする努力が、反抗の形をとらないで、実現されるようにすることが望ましい。

 これまでの親子関係が、今もまだそのまま続いていると思い込んでいる親がいれば、子供の成長をはばむ関係を子供と結んでいることになる。親子関係がいつも変化し発展するように、今ここで新しく振る舞う必要がある。それにはよく話し合ったり、即興的に役割をとって振る舞う心理劇などを活用することが望ましい。

 親が権威的に望むと、関係がはばまれて反抗心を助長する。親が子を躾けるというような二者関係の一者が、他者を左右することになりやすい関係は反抗心を育てる。

 親は子としてではなく、父・母・子の三者の関係が発展するように、それぞれが役割をとって振る舞えば親子の対立が解消し、反抗という現象は家族の中に見られなくなるであろう。

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