子供の情緒 孤独感

子供の性格と情緒:孤独感
孤独感の理解と指導
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子供 孤独感 性格



 孤独感の二つのケース

 孤独感に悩む子供には、ふつう二通りのケースがある。

 性格的な原因から
 「人間は社会的動物である」ともいわれるように、誰でも友だちを欲しがる。ところがどうしても友だちが持てず、集団からいつも離れて一人ぽっちでいる子供の場合。


 発達段階上の原因から
 大勢の友だちに囲まれながら、「自分は孤独だ」と寂しがっている子供の場合。中学から高校にかけてこうした子供が多くなる。
 
 孤独は強い劣等感や不安から

 親のいない家庭、両親の不和からいざこざの絶えない家庭、貧しい家庭の子供は、ひがみ、劣等感、人間不信、不安などを持つため、人と口をきくのもわずらわしいと思いがちである。

 幸せに生活している友だちを見ると、自分がいっそう寂しくなる。

 また、哀れな自分を人に見せたくない。こんな気持ちから友達と離れ、孤立することになる。

 内向的で引っ込み思案なため

 内向的で引っ込み思案の子は、わずかな事にも失敗したことを強く感じ、くよくよする。失敗したために自信が持てなくて、恥ずかしく人前に出にくくなる。

 人に話しかけるときにでも、相手の感情を傷つけはしないか、うまく言えなかったらどうしようなどと、つい思い惑うので話し方がますます不自然になる。

 また、このような子供は、自分の心を開いて交際するという事が出来ないので、なかなか友達ができない。

 友人と交渉する技術が下手なため

 幼い時からの躾が問題である。一人っ子、末っ子など過保護のもとで育った子供は、家庭でいつも甘やかされているため、友だちと対等に付き合うことが上手でない。

 また、わがままで神経質、それに依頼心が強いので、友だち付き合いがうまくいかないことが多い。

 ふだん、大人とばかりに取り囲まれているので、友だちとの遊び方や交渉の仕方を学ぶ機会が少なく、そのため仲間外れにされてしまう。

 このようなケースは、友だちの少ない農山村や、いわゆる深窓に育った子、たくさんの従業員が家で働いている商家の子供などに多く見られる。
 
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 自分自身への批判から

 青年期の感じやすい年頃になるといっぱんに孤独感が強くなる。自我意識が発達してきて、自分の内面への関心が高まり、自分自身を批判するようになるためである。

 そのために自分の欠点が強く意識され、失望感や劣等感にかられる。

 大人の権威から離れようとして

 自我の発達につれて、子供は何でも自分でしてみたくなるし、自分でできそうな気がしてくる。そうなると、今まで寄りかかっていた大人という権威から離れ、自分自身の中に権威を見つけようとするのである。

 だから、親や先生の指示や注意も、何か自分を束縛し、抑圧するもの、干渉と受け取り、反抗的な態度、行動を示すようになる。

 それまで頼っていた親、教師、社会の習慣から離れようとしながら、いざやってみると自分の考え通りに物事が進まない。自分自身がまだ頼りにならないことに気づき、よりどころのない不安定感、孤独感を味わうことになる。

 性格的に孤立した子は根気良く指導

 孤立した子に性格上の原因があるときは、短期間に直そうとしても難しい。少しずつ根気よく、子供の性格を改造していかねばならない。

 友だちを持てない子には、一人、二人と気の合う友だちと交際させ、だんだん数を増やし、交際の範囲を広げていく。その中から集団生活の楽しさや、交際の技術を学ばせていく。

 何か周囲に不満の原因がある場合には、子供の不満の原因がどこにあるのかを見きわめ、できるだけその原因を取り除いてやり、心の健康を回復させることが大切。

 ノイローゼにさせぬように

 発達段階で起こる孤独感は一時的でやがて落ち着きを取り戻す。しかし、少しでも苦しみを軽くしてやり、孤独感からノイローゼなどなならぬように注意する必要がある。

 話し合える友だちがいれば、いくらかでも孤独感から救われる。家庭でも出来るだけ子供と話し合う機会を作るとよい。話し合いは、子供に何でも話せというよりも、楽に話し合える雰囲気を作り出すことのほうが大切である。

 子供に自信を持たせる

 自分が無力だと感じたり、人に裏切られたりした場合、子供の孤独感は深まる。子供に自分のやれることをはっきりと認識させ、少しでも自信を持たせるように仕向けていく。

 大人自身は、子供から信頼され、何につけても相談に乗ってもらえるという子供の信頼感を身につけなければならない。
 
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