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子供の性格と情緒:依頼心
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子供 依頼心 原因



 依頼心の強い子供

 依頼心の強い子供は、宿題や予習などの知的な問題に限らず、日常のどんな問題でも、自分で考えて解決しようとはしない。身近な母親や教師、友だちに頼って解決しようとする傾向が強い。

 人間はもともと依存性が高い
 
 人間の赤ちゃんは、動物の赤ちゃんに比べると、きわめて無力な状態で生まれてくる。危険をさける、食べ物をさがす、暑さ寒さから身を守るなどの能力がないので、母親の十分な保護のもとで、生後1〜2年を過ごさなければならない。

 このように新生児から幼児期の初期にかけては、だれかに依存し、保護を受けなければ生きていけないのが人間の一つの特徴である。

 発達が阻害されている子

 赤ちゃんのときの依存性は、成長するにつれて徐々に自立の方向へ発達していく。親の手を借りずに自分で歩くのが自立への第一歩である。この傾向は、運動面における体の自立から、だんだんと善意の判断とか、知的な面での自立へと発展していく。そして、青年期を過ぎるころには経済的にも自立していく。

 依頼心の強い子供というのは、依存から自立への正常な成長が、どこかで阻害されているものをいう。

 依頼心が強くなるのは

 依頼心をいつまでも残しておく原因にはいろいろあるが、子供の側に問題のある場合と、親自身に問題がある場合がある。

 からだに障害があるとき
 生まれつき虚弱であったり、体に障害のある子供の場合、親の育児態度はどうしても溺愛型になりやすく、親の甘やかしが、子供の依頼心を助長する。

 特定の子への偏愛によって
 はじめての子、末っ子、一人っ子、親が年をとってからの子、女の子ばかり続いたあとの男の子なども、祖母や両親の溺愛を受けやすい立場なので、依頼心が強くなる。

 親の子煩悩から
 子供が早くから、才能の芽らしいものを見せると、親はこれを過大に評価する。親は有頂天になり、子供の要求をやすやすと受け入れ、子供の言いなりになってしまうことがある。

 親の過保護から
 子供を育てることが、ただ一つの生きがいと考える親は、自分の果たせなかった夢を子供に託そうとして、過保護になりやすい。母親と祖母が子供の関心を引くことで争ったり、母親が育児以外に関心がない場合、子供たちを保護しすぎ、自立性の健全な発達をさまたげやすい。

 「甘ったれ」を許しているため

 「甘ったれ」は、依頼心の強い子供の別名である。欧米ではスポイルされた子供という意味で、好ましい性格とは判断されていない。日本では、欧米ほど悪い語感として受け取られていないことも、子供の依頼心を助長する原因になっているようである。
 
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 とくに、男の子より、女の子の依頼心が多めにみられていたわが国では、自分自身で物事を処理したり、自立しようというような積極性のある女性は歓迎されなかった。独立性は、むしろ歓迎されない社会の風潮が、このような傾向を育てたものである。

 自信をつけさせる

 依頼心が年齢不相応に強いのは、自立性への成長がつまずいている証拠といえる。日常生活のさまざまな場面を利用して、自力で物事を処理する習慣をつけてやり、自信をつけさせることが大切。

 習慣を改めさせる

 長い間の習慣をいっぺんに直すのは難しい。少しずつ改めたほうがよい場合と、一挙に解決をはかったほうがよい場合との二つの方法がある。

 宿題の手伝いをせがまれたら、口出しや手助けをしないで、自分で考えてまとめるように仕向け、少しずつ習慣を改めていく。

 ある時期からまったく手伝ってやらないで、学校で恥をかいたり、先生に叱られたりして、子供が反省する機会をつくってやるのも一つの方法である。

 子供にふさわしい扱いを

 徐々に改めていく方法と、一挙に解決してやる方法とのどちらがよいかは、いちがいにいえない。依頼心の程度や内容、年齢や性格によって、ケースが違うからである。依存性の強い子供を、急に突き放すと、親の愛を失ったと思い込み、強いショックを受ける恐れがある。

 効果を急がないこと

 依頼心の強い子は、いちめん、人なつっこい性格なので、人に愛され、憎めない特徴を持っている。依頼心が強すぎるのは、ある種の発育不全といってもよく、当然、改める必要がある。

 ただし、効果を急ぐあまり、せっかくの明るい、愛らしい性格が失われて、暗く内閉的で孤独な性格におちいるケースが少なくない。くれぐれも注意してほしい。

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