子供 性格 自主性

子供の性格と情緒:自主性
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子供 自主性 原因



 自主的な生活の基盤は自立と自律

 子供は、5歳を過ぎると、食事、睡眠、排便、着衣、清潔など、生活習慣の面で独り立ちできるようになる。これを自立という。いっぽう、自分の行動に責任を持ち、自分のすすむ方向を見定めることを自律という。

 自立と自律が身につけば、自主的な生活をすすめることが出来るようになるものである。

 自主性の芽生える時期
 
 幼稚園に入る頃には、子供は身の回りのことを自分でする習慣が身につく。園内の生活に慣れると、すすんでいろいろな経験を楽しむようになる。

 小学校入学直後は子供にとって、新しい生活が始まり環境が大きく変化する。このため、幼稚園ではかなり自主的だった子供でも、一時自主性を失い依存的になることがある。これは知識の上では、どうすればよいのか分かっていても、自信のないときは、自主性を発揮しにくいためである。

 小学校4〜5年ころになると、個性がある程度はっきりしてくる。責任感も強くなり、自発的な動機にしたがって行動できるようになる。

 自主性と関係深い六つの能力

 アメリカの心理学者ドルは、自分の生活を自分で展開し、処理し、社会人として生活していく力(社会的成熟)の要素として次の6つをあげている。

@ 基本的習慣の自立。
A 自発的方向付け(自律
B 行きたい所に自分で行ける能力(移動能力)。
C 作業能力。
D 言葉や文字などを使って、自分の意志を伝達する力(伝達能力)。
E 対人関係をうまくまとめる力(社会的関係)。

 自主性のない子になるのは

 子供に劣等感が強かったり、おとなしすぎたり、のんきすぎる場合には自主性は伸び悩む。親の子供に対する態度が、自主性を育てない場合もある。

 劣等感が強いため
 生活習慣や知的能力の面で、友だちより劣っている子供は、劣等感を持ちやすい。ふつうの能力を持っている子供でも、まわりの子供が特に優れている場合には、見劣りがするので劣等感を持つ。劣等感を持つと、自信もないし、引け目を感じるため、できるだけ人目に立たないように振る舞う。また、非難されまいとして、自分から進んで物事をやろうとしない。
 
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A おとなし過ぎるため
 言うことをよく聞く、おとなしい子供は親にとっては有難い。つい、行儀の良いおとなしい子になることを強調しがちになる。子供も、なるべく叱られないようにと努力する。叱られないためには、出来るだけリスク(危険)をおかさないようにする。間違ったことをして注意されるより、自分にできることだけを完全に果たす方が安全と考えるようになる。言われた通りにやることが、もっとも無難であることを学びとる。

 のんき過ぎるため
 注意されるまでは、一向に無頓着で、自主的に物事をしようとしない子供がいる。この場合、やらせてみると、何でも普通に出来るというのであれば心配ない。一人っ子などで、今までおっとり育ってきた子供は、テンポが遅いため自主性がないように見える。しかし、しだいに競争心を刺激されて、自主性の芽生えを見るケースが多い。

 躾に一貫性がないため

 過保護の中で育っている子供は依頼心が強いので、自主的に物事を処理できない場合が多い。躾に一貫性がないと、親の顔色を見て行動するようになり、自分の行ないについて価値判断ができなくなる。したがって、自分の行動について責任をとる自主性が育たない。

 自主の習慣をつける

 まず、食事、睡眠、排便、着衣、清潔などに自主の習慣をつけさせる。これが出来たら、徐々に自分の部屋の片付けや、掃除をさせる。完全に出来なくても、やろうとする気持ちを認めてやり、励ましてやる。

 自信をつけさせる

 他の子供と比較しても望ましい自主性を育てることは出来ない。かえって劣等感を持たせるか、いたずらに競争心をあおるだけである。子供に出来ることをやらせて、これなら完全にできるという自信をつけさせる。

 たった一つの事でもやりとげると、子供は成功感や満足感から、他の事まで自主的にやる気を起こす。出来上がりが多少まずくても、けなさずに励ましてやりたい。

 ふだんの生活でも、出来るだけ子供を一人前の人間として扱うことが、自信をつけさせる大切なポイントである。

 家庭の躾を反省する

 過保護になり過ぎていないか、従順を強調し過ぎていないか、一貫性のない躾をしていないかなどの点について、もう一度、我が家の生活を振り返ってほしい。
 
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