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家庭の役割;核家族時代の育児
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 昭和30年代は、わが国の核家族化が急速に進んだ時代であるといわれています。核家族というのは、夫婦と未婚の子供たちだけの、直系2世代だけで構成されている家族のことです。以前わが国では祖父母をはじめ、叔父、おばなどの同居する大家族がたくさん見られましたが、近年それが少なくなって、形式と規模の上で、欧米のような少人数の家族が多くなってきました。

 親と一緒に住みたいという人よりも、離れて時々行き来しながら生活したいという人が相対的に増えているので、核家族化の傾向は、今後も続いていくことが予想されます。
 
 教育熱心な母親が増える
 核家族化が進むと、親と子、特に母親と子供の間には、次のような特色が表れるようになりました。

 それは、一世帯当たりの居住面積が狭くなったことに関連して、子供の数が少なくなり、家事の合理化の結果、時間にゆとりのできるようになった母親が、この少数の子供の教育に多くの時間をさくようになったということです。

 短大卒、大学卒の教養のある母親が増えましたが、社会的に活躍する機会は少なく、夫との仲は親密であっても、夫と一緒によその家族と交際する機会はそれほど多いとはいえません。

 このような状況に置かれれば、しだいに子供の教育ということに関心が向いてきます。

 お年寄りのアドバイスがなくなった
 大家族であった時代には、育児の問題で姑(しゅうとめ)に相談することがよくありました。相談しなくても、姑のほうから口を出すこともありました。

 母親の思う通りの教育ができなくて、母親をなげかせることもありましたが、とにかく育児について実際の経験をもっていますし、孫の日常を知った上での適切なアドバイスがありました。

 おばあさん育ちというと、甘やかされてわがままになりがちだと、好ましくない面ばかりが強調され過ぎましたが、祖母から嫁に、母から娘に直接引き継がれていくべき生活の知恵が、途絶えてしまったという残念な面も忘れてはなりません。

 相談相手のいない母親の不安と焦り
 ところで相談相手のいない若い母親の気持には不安と焦りがあります。世の中全般の風潮は教育に非常に熱心です。

 それに刺激されて母親たちは数の少ない子供を、よその子供に劣らないように育てようと思います。しかし、経験の乏しさは不安を生み、その不安を解消するために育児書を読むことになります。

 こんにちのわが国ほど育児書がよく売れ、育児記事がたくさん掲載されている婦人雑誌があるところはないそうです。多くの育児書の中には、外国からの翻訳もあります。保守的な考えの人の書いたものもあれば、革新的な立場からの物もあります。

 書く人によって、内容の違うのは当然ですが、書物という不特定で多数の人を念頭に置いているものは、内容が概して一般論になりがちです。
 
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 ある人は子供を叱りなさいと言います。また別の人は、子供はなるべく叱らないようにと書きます。実際には叱ったほうがいい場合も、叱ってはいけない場合もあります。もっと大事なことに、叱ったほうがいい子供もいますし、叱るとかえってよい効果の期待できない子供もいます。

 一つの育児書を呼んで満足が得られればいいのですが、何か物足りないことがあると、ほかの育児書を求めるようになります。

 わが子の教育には自信と決断と見通しが必要
 しかし、これは決して育児書のせいではありません。母親として子供を教育するためには、自信と決断と見通しがなければなりません。

 書かれてあることを、自分の子供に当てはめていいかどうかの決断がつかず、よその母親の動静に敏感であっても、これが自分の教育方針であると主張する自信のない母親、さらにこのように働きかければ、この子はこうなるだろうという見通しをもっていない母親は、しばしば不安な気持ちにおちいりやすいのです。

 核家族の良いところ
 もちろん核家族にはいい面もたくさんあります。親と子供、子供同士の心と心の接触が非常に密接ですし、母親にとっては気兼ねをする人がいないのですから、思う通りの教育ができるということになります。

 それだけに自信をもつこと、決断すべき時に決断すること、そして自分の子供の個性を把握したうえで、一つの見通しを持つことがいっそう望まれるのです。

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