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家庭生活の変化



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 時代の移り変わりとともに、家庭生活もいろいろな面で変化してきました。むかしは、よく家門の誉れとか、家風に合わないということがいわれ、自分の生まれた家を誇りに思う気持ちが強かったのです。

 しかし、自分のことを家と結びつけて考えようとする傾向は弱くなりました。考えてもせいぜいお父さんが喜ぶだろうとか、お母さんが悲しむだろうという程度で、家族の名誉や外聞ということを考える人は減ったように思います。

 結婚にしてもそうで、○○家と△△家の結婚ではなく、A夫とB子の結婚というように個人を中心に考えるようになりました。家単位の行動ではなく、個人単位の行動が増えたということができましょう。

● 家族一人一人の距離が遠くなった

 家庭生活を営む家屋の構造のなかにもこの傾向は認められます。従来に日本の家屋は、ふすまやカラカミで仕切っただけの、個室のない家が多かったのです。機構や地震の頻度は変わらないのに、最近できる家には、西欧風の一つ一つの部屋が独立している家が増えてきました。以前はひろい家で、部屋がたくさんあっても寝るときは一つの部屋で寝ているばあいが多かったのです。

 極端にいえば、この傾向は、家意識の減退、家族共同体意識の希薄化とも言えるでしょう。この傾向はとくに若い世代にいちじるしいように思います。

 はっきりした数字にもとづくものではありませんが、個人が家で過ごす時間も少なくなったのではないでしょうか。家の外に面白いことがたくさんあり、家族以外の人と一緒にいることのほうが楽しいことがいくらでもあるのです。
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 家とは、寝て食べるところと割り切っている人もいます。さらに同じ家にいても、家族のなかで話し合う機会も減ったように思います。テレビの普及ということも一因かもしれません。共通の関心事が失われたのかもしれません。

 人はそれぞれ社会の影響を受けて成長しますが、その社会が短い時間で大きく変化するので、世代間の隔たりが多くなったのかもしれません。親と子の距離は、これからもだんだん大きくなるような気がします。

家庭の役割

 家庭の機能
 家庭生活の変化
 育児における父親の役割
 家庭における父親の座
 社会人としての父親
 父親がいないばあい
 子は親に似る
 父親っ子と母親っ子
 きょうだい
 核家族時代の育児


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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