知能の発達 児童期

知能の発達;児童期
具体的思考から論理的思考へ
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子供 具体的思考



 幼児や児童の思考には「自己中心的思考から客観的思考へ」ともう一つの特徴は、具体的ということである。成人の思考が抽象的な概念による論理的なものに対して、児童の思考はまだ具体的なもののイメージに強く関係していることが多い。

 このような理由から、具体的なものの見方の性質が思考にはなはだしく影響することがある。

 例
 幼児では同じ数のものでも、並べ方で多く感じたり少なく感じたりする。
 
 しかし概念が、ほんとうに論理的に取り扱えるためには、見かけに影響されないようなものとして分かっていなくてはならない。

 例
 三つに並べたものはどう並べても3であるというふうにならないと、数が分かったとはいえない。

 このように、見かけによっては影響されない本質を把握していることを、“保存概念がある”という。児童では、単純な保存概念は完全にできているが、ことがらによっては、まだできていないことも多い。

 例
 量の概念についてみると、粘土の二つの同じ形、同じ量のかたまりを作っても、その一方を棒の形に変形すると、その二つの量が等しくなくなったと思う。

 つまり児童の保存概念は、一時にできあがるものではなく、それぞれのことがらによって、一歩一歩できあがっていくのである。

 例
 量の保存が分かっても、重さの保存はなかなかつかめない。

 このような抽象的な概念ができて、はじめて論理的な思考ができるようになる。

 児童の思考が具体的だというのは、また彼らが具体的なものを取り扱う場面では、それを抽象的に考える場合より、ずっとうまく行動できることを意味している。

 児童期に入ると、いっぱんに具体的行動の場面では、かなりのことができるようになっている。しかし、それらを抽象的に考えたり説明したりすることは、まだ困難なのである。

 例
 同じ問題を解くにしても、児童は、実際にやって見せることはできても、それをことばで説明することはとても難しい。

 児童期は、このような具体的な思考が、抽象的、論理的思考に移し替えられていく時期である。
 
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