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夫婦関係 子はかすがい

安定した夫婦関係

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 子どもを産み育てていくためには、夫婦関係が安定していることが第一条件です。そして、夫婦のあいだに愛情があり、二人の共同生活が、今後長く続くことが予想されなければなりません。子どもが生まれたあとで夫婦関係がこわれ、別居や離婚ということでもなれば、生まれた子どもがかわいそうです。

 もちろん、母親一人でも、あるいは父親一人でも、子どもを立派に育てられることもあるでしょう。しかし、子どもは、できるだけととのった環境で育ったほうが幸せです。

● 子を“かすがい”に使わない

 ”子はかすがい”ということわざがあります。子どもがいるために、壊れそうな夫婦関係も壊れずに済むということも確かにあります。けれども、子どもが生まれれば、不安定な夫婦の安定するかもしれない、という気持ちで子どもを産んだのでは、生まれた子どもこそいい迷惑です。

 極端な言い方をすれば、夫婦それぞれが離婚しないで、長期間一緒に暮らしていける見通しがついたら、子どもを産んでもよいといえます。
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 恋愛結婚にしろ、見合い結婚にしろ、新婚早々は、お互いに性格や考え方をじゅうぶんに理解しているわけではありません。恋愛結婚のばあいは、じゅうぶんに理解しあったと信じている人が多いのですが、恋愛と結婚はずいぶん違います。

 恋愛には生活は無関係ですが、結婚は生活を共にするわけです。一つの屋根の下で一緒に暮らす生活が何年か続いて、はじめてお互いの本当の姿が分かってくるのがふつうです。
 
 人によって理解しあえるまでの期間は、少しずつ違っていますが、長くかかっても3年一緒に暮していればだいたいのことはわかります。

● 妥協と忍耐と寛容が必要

 ときには夫婦のいさかいも起きます。お互いの欠点や短所が目に付き、いやだなあと思うことがあります。けれどもお互いに我慢をし、愛情を長続きさせる努力を惜しんではいけません。異なった環境に育った二人が一緒に住んでいくのですから、妥協と忍耐と寛容の心がどうしても必要になります。

 じっさいにはマイナスの点だけではなく、長所やいいところもあるわけですから、差し引きしてプラスになれば、別れるとか離婚をするということなしに、なんとか一緒に暮らしていけるという見通しが持てるのです。

 妥協と忍耐と寛容の心は、あるていど年をとらないと身につきません。若くして親になることは、子どもの立場からみると、危険が多いことなのです。

● 夫婦の精神的関係が子どもに反映する


 さて、離婚をしないでやっていけそうだという見通し、あるいは自信を持っていれば、夫婦は精神的に安定します。精神的安定が基礎になって、夫婦関係は長続きします。

 ですから、結婚後すぐに子どもが生まれるのは望ましいことではありません。夫婦生活に不安が残っていれば、育児に専念することができません。親が精神的に不安定であると、良好な親子関係はつくれませんし、子ども自身の心も不安定になります。

 出産や育児は、生活のほかの面では何の心配もない、という状態で始めたいものです。
 
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