子供 個性と才能

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子供 創造性と個性



 創造性はとらえにくい

 ありきたりの見方、考え方、やり方にとらわれないで、新しいものをつくりだしていく能力を、創造性という。ひと口に創造性といっても、知的創造性、芸術的創造性など、いろいろな種類があり、数多くの分野ごとに、それぞれ独自の創造性があると考えられる。

 それら様々の創造性に共通する基本的な働きがどのようなものかを突き止めるのは、決して容易なことではなく、心理学的に「これが創造性だ」と定義することはできない。

 知的創造性
 
 知的創造性は、普通、人が気づかないような、しかし大切な点に関して問題を提起し、その問題をなるべくすっきりした仕方で解決していく働きと考えられるが、ギルフォード(アメリカの心理学者で南カリフォルニア大学教授)は、次の6種の能力を知的創造性の因子として取り上げている(訳語は肥田野直氏による)。

 <問題提起>
 問題への敏感性
 問題点を発見する力、着眼点の良さなど。

 再定義する能力
 問題を見直して、解決が直感されやすいような形にいいかえていく能力。

 <問題解決>
 流暢(りゅうちょう)性
 連想やアイディアをすらすらと生みだす能力。

 柔軟性
 視点を固定しないで、条件に即応して、かまえを変えることができる能力。

 独創性
 平凡でない解決を生みだす能力。

 細密構成力
 アイディアを具体化させるにあたって、細目を決め、綿密な計画を立てる能力。

 このようないろいろな要因が、どのような重みを持って、どのように組み合わさり、実際の創造的な業績になるかは、どのような仕事に関係した問題であるかによってまちまちで、いちがいにはいえない。

 芸術的創造性

 知的過程は、究極的には矛盾や混乱を完全に整理し、構造を与えようとする方向に働くが、芸術的過程はしばしば適度の矛盾や混乱を生みだす方向に働く。したがって、芸術的創造には、動機の面でも、知的創造とは違った次のような因子も働いている可能性が考えられる。

 知的創造では、問題の焦点にあった敏感性が大事であるが、芸術的創造では、焦点を決めないで、いろいろなことに敏感であることが大切である。

 芸術的創造では、また、人の気持ち、自分の気持ちなど、対人関係に対する敏感性が必要である。
 
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 それだけに、芸術的創造では、よい創造の基準を一義的とすることが難しい。そのため、芸術的創造性の研究はきわめて困難であり、未開発のままに残されている。

 社会・集団の創造性

 能力の他に、性格、感情、欲求なども、創造性に関係してくる。例えば、先入観や習慣的なやり方などから抜け出せない性格的な硬さ、間違いをしたり他人から笑われたりすることへの恐怖感、安定への欲求などは、創造性のさまたげになる。

 人間の感情や欲求は、きわめて強く社会的な規定を受けるものであるから、社会や集団そのものが創造的な気風を持っていれば、個人の創造性も育ちやすく発揮されやすい。つまり、個人の属性としての創造性だけでなく、社会や集団の造成としての創造性も考える必要がある。

 事実、歴史の上でも、ギリシアの興隆期やルネッサンスのように、特定の地域と時期のなかで、素晴らしい創造が開花したこともあった。研究者や芸術家のグループにしても、集団そのものに創造的な気風がみなぎっているために、仲間の一人ひとりが創造的な仕事をする例は多い。

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