子供 個性と才能

子供の個性と才能;興味の発達
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子供 興味の発達



 興味は、発達する段階でだんだんと特殊化していく。「こういうことに、特に興味がある」というふうな特色が出てくるのである。どういう方向に興味が発達していくかは、いろいろな条件によって左右されるものと思われるが、まだはっきりしていないことが多い。

 遺伝的または生まれつきの傾向

 遺伝的な傾向、または生まれつきの傾向が、どういう方向に興味が発達していくかに影響するかどうかは、まだはっきりと分かっていない。家系調査などでは、生育環境の影響を分離することは難しいから、なかなか精密な研究ができないのである。
 
 今のところ、一般的な感受性は、ある程度、生まれつきの傾向に支配されるのではないかと思われるが、より特殊化した興味、たとえば音楽に対する興味、自然科学的な興味などが、生まれつきであるという、はっきりした証拠は見出されていない。

 幼児の経験や生活環境

 ごく幼い時期、おそらく3歳以前の時期における経験や生活環境が、興味の方向付けに大きく影響を与えるだろうということは、ほぼ確実であると考えられている。

 動物心理学で、「刻印づけ」の研究がさかんに行なわれるようになっている。これは、動物の生涯のごく初期の一時期における経験や環境条件が、その後の全生涯にわたる持続的な傾向性を形成するということである。

 人間の場合でも、新生児と乳児期とを通じて、何かの理由で、家族や社会との接触を極度に限定されていると、人に対する愛情や関心が育ちにくくなるといわれている。

 興味の型を決定する条件

 3歳くらいになると、かなりはっきりした興味の型が示されるようになる。人に対する興味、物の仕掛けに対する興味、美しい物に対する興味、音曲に対する興味、お話に対する興味などは、どの子供も持っているが、その相対的な強さの型に、特徴が出てくるわけである。

 どんな条件によって、こうした興味の型が決まるかは、まだはっきりしていない。分かっていることは、おそらく、もっと幼い時期において、どのような刺激が、どのような情緒の状態のもとで、しばしば経験されたかに関係があるだろうということである。

 同一化の傾向

 子供は、よく真似をする。ただ真似をしてみるというのではなく、真似る対象になりきろうとし、実際に相手と自分が同じものになったような気持ちになる。これを同一化と呼ぶが、この傾向も興味の方向付けに大きな働きをすると考えられる。

 子供は、自分が愛し尊敬するものに同一化する傾向が強い。同一化の対象が興味を持つもの、関心を示すものに、自分も興味を持ち、関心を示すようになる。

 子供にとって、同一化の対象になりやすいのは、親、特に同性の親である。親の興味が、日常の接触を通じて子供に引き写されていく。

 能力や経験

 能力や経験も、興味の方向付けに影響があると考えられる。
 
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 子供は、自分で何かができるとか、何かをしとげるとかいうことに、強い魅力を感じる。そして、何かをやりとげると、もう一つ進んだ段階へという意欲を燃やす。そこで、何か特定の仕事について、能力が優れていたり、経験を積んでいたりすると、その方向に、どんどん興味が深まっていくものである。

 



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