子供 反抗期

子供の反抗;なぜ反抗するのか
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子供の反抗 なぜ



 乳児期の赤ちゃんは、生活の上でも気持ちの上でも、まったく親にたよりきっています。自分で出来る事といっては何一つなく、空腹を訴えるにも、身体の向きを変えてもらいたい事も、全て“泣く”という方法しかとれません。

 しかも泣く時に「ああ、お腹がすいた、ミルクを飲ませてほしいなあ」とか「横を向かせてほしいよ」というように、”……してほしい自分”を意識しているのではありません。

 空腹だという生理的状態ではあっても、心理的にそれを自覚しているわけではありません。言い換えれば、欲求はあるが、その欲求を自覚している”自我”はまだ芽生えていません。

 ”歩ける” ”しゃべれる”を出発点にして

 それがお誕生を過ぎて歩けるようになると行動の範囲が広がり、手でも次第に複雑な動作ができるようになります。おまけに片言ながらも自分の欲求や感情をしゃべれるようになったのです。

 二本の足で歩ける、両手が使える、言葉が話せる─人間としてこの基本的条件が未熟ながらもそろったのですから、これはまさに、お母さんと一体化していた赤ちゃんからの“自立”に違いありません。

 この基本条件をもとにして、自立に必要なさまざまな条件─例えば、食べる、寝る、排泄、着物の着脱など身辺の生活習慣もしだいに身につけていきます。

 ”○○がしてみたい” ”一人でも出来る”

 こうなってくると、毎日毎日が新しい発見です。”あそこを引っ張ると引き出しが開く” ”あそこには面白そうな物がいっぱい並んでいる” ”あのスイッチを押すとテレビの画面が映る”などと、いろいろなことを身体で発見していきます。
 
 そして、”ああすれば、こうなるのだ”という事が分かってくるにつれ、“こうしてみたい” ”ああしてみたい”という「つもり」や欲求がだんだんと膨らんできます。

 しかも、してみたいことを“一人で出来る”自信もいささかついてきているのです。

 欲求と親の決めたルールとの衝突

 子供が欲求を行動に移すと、とたんに親の生活のルールを脅かすことになってしまいます。机の引き出しの中の書類を破る、ふすまに穴をあける、壁をクレヨンで汚す、パパとママの恋愛時代の写真がしわくちゃになる……。

 そこで、大人の側からいえば、”いたずら”を阻止するために、いわゆる“しつけ”が始まります。しつけには二つの面が出てきます。

 赤く燃えるストーブは不思議なのに「ストーブや熱いやかんに近づくな」という禁止のしつけと、あまり気は進まないのに「手を洗いなさい、歯を磨きなさい」という勧めのしつけとです。

 こうして、彼らの欲求や“つもり”は、大人のしつけによって押さえられることになります。

 自己主張が反抗の形で表れる
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 子供の反抗というのは”○○したい”という子供の欲求と、それを生活のルールで規制しようとする大人との間に生ずる“摩擦”のようなものでしょう。

 子供の欲求がいかに強くても、それが危険であったり、そのままでは大人の社会で通用しないものであれば、その欲求は当然おさえられます。

 ”○○したいけれど出来ない”という経験を積み重ねることによって、”○○したい自分”を強く自覚するようになり、自我が芽生えていきます。また、”○○してはいけません” ”○○しなさい”という親の要求を、”イヤ!”と拒否することによって、一人立ちの“自分”の存在を主張します。

 ただ泣く事によってしか自分の要求を表現できなかった赤ちゃん時代に比べてごらんなさい、これは大変な進歩なのです。

 反抗は、子供の心身発達のある段階では避けられない自然の現象なのです。

 反抗を通して子供は成長する

 いろいろな欲求をさまたげるのは、親ばかりではありません。子供同士の世界での、自我の衝突もあります。これらの経験を通して、ルールの中で自己主張をしようとする力も強くなり、自己の主張をコントロールする能力も育ちます。

 こういった事は、子供がやがて入っていく社会生活の中で、特に大切な事なのです。

 それだけに、親としては、どうしても通してならない欲求は、断固として認めないという毅然たる態度が必要です。

 思春期の反抗との共通点

 思春期に表れる反抗はもっと複雑です。しかし、親からの独立、社会的存在としての自覚の始まりというように見れば、第一反抗期も第二反抗期も、ともに同じような原理にもとづいていると考えることができましょう。

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