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青少年の体力を育てる:肺と心臓・神経系
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子供 体力 心臓



 肺と心臓

 運動によって肺や心臓が強まる

 「人間は、肺と心臓によって走る」といわれている。運動することによって、呼吸の深さ、呼吸数、呼吸量が増し、酸素摂取量が増える。活発な呼吸によって、体の細胞に十分な酸素を供給し、二酸化炭素(炭酸ガス)を排泄する。
 
 また、血液の循環が活発になり、酸素やブドウ糖などを盛んに筋肉に運び、筋肉にA・T・P(アデノシン三リン酸)を蓄える。また老廃物を運び去り、血液の組成を絶えず一定に保つ働きを繰り返す。

 筋肉は、A・T・Pの分解のときに発現するエネルギーによって収縮を起こし、激しい運動に適応してゆく。つまり、運動することによって、肺や心臓の活動が高まり、その働きが鍛えられ、鍛えられた肺や心臓があるため、激しい運動に耐えていくことができる。

 スポーツ心臓

 運動を繰り返していると、心臓が大きくなり、働きがよくなる。このような心臓をスポーツ心臓という。病気によって心臓が肥大しているものと、よく間違えられるが、これは運動直後の心臓の大きさと働きを比べると区別できる。

 運動したときに、心臓が拡大しないのがスポーツ心臓で、拡大して、その働きが悪くなった心臓は、病的な心臓である。

 呼吸器系の発達

 肺の成長がもっとも急速になる時期は、青年期の初期である。肺の働きの良し悪しは、肺活量によって知ることができる。

 肺活量は、最大深呼吸時の肺の換気量をしめすとともに、呼吸筋の強弱をしめす。つまり、肺活量の大きい人は激しい運動に耐えられる。男子は、13歳ころから肺活量が急速に発達し、男女の差が大きくなる。


  神経系

 大脳の働き

 人間の行なう運動は、大脳による意識的な運動である。感覚器でとらえた情報は、すぐ反射的に運動に結びつくのでなく、大脳による判断がなされてから行なわれる。

 大脳の重さは、生後9ヶ月で大人の50%、2年で75%、7〜8歳で90%になる。大脳は、早く発達するが、脳細胞の突起のからみあいができないと、よく働かない。

 大脳皮質には、感覚を起こす感覚中枢、運動を起こす運動中枢のほかに、記憶、判断、意志などをつかさどる連合中枢がある。

 運動を正しく行なうためには、外部からの情報を感覚器が正しくとらえ、大脳が正しく判断し、それを筋肉に正しく伝えなければならない。
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 条件反射と無条件反射

 熱いものに手をふれたとき、意識しないで急に手を引くことがよくある。このような運動は、感覚とは密接に関連しているが、意識とは関係がない。眠っていても、同じような現象がおこる。このような、生命保持に必要な反射を無条件反射という。

 無条件反射が、大脳皮質をのぞいた間脳以下の中枢に達して反応がおこったものであるが、条件反射は、大脳を通過しておこる反応である。

 条件反射は、はじめは結びついていなかった外界の刺激と反応が、繰り返して結びつける練習をすることによって無意識のうちに結びつくようになったものである。この繰り返しが鍛錬である。

 しかし、条件反射は、いったん形成できても、そのままにしておくと消失する。しかし、一度消失しても、鍛錬すれば再びできるようになる。

 とっさに全身運動を

 日常の人間の行動の大部分は、はじめ意識して行なっていたものが、しだいに反射的にできるようになったもの。

 バレーボールの回転レシーブを見ても分かるように、急にあらわれる局面に、いちいち考えなくても目的にあった全身運動が、反射的にできるようになるのはそのためである。

 反射の早い人は、とっさの事故をさけることもできる。「運動神経がよい」というのは、このような条件反射が敏速に行なわれるようになった人のことである。

 一般に、神経が鈍いといわれる人は、生まれつきではなく、鍛錬の足りない人だといえる。

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