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母乳のあたえ方



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● 授乳の回数と量

 母乳分泌がよく、赤ちゃんの乳を吸う力もじゅうぶんなばあいは、生後2週間から1か月ぐらいで母乳栄養は確立され、授乳回数は3時間おき1日6〜7回に落ち着くのがふつうです。

 そして、生後2か月ぐらいまではこのまま進みますが、その後は4時間おき1日5回ぐらいになります。

 また、哺乳量はおおよその基準がありますが、個人差があり、また、おなじ赤ちゃんでも、日により時間によって多少は違います。

● 自律栄養法のすすめ

 授乳回数や間隔、哺乳量には基準があっても、いつも規則正しくいくとは限りません。そこで、赤ちゃんが規定の時間より早く乳をほしがるようでしたら、与えてもかまいませんし、反対に、眠っている赤ちゃんをわざわざおこしてまで時間どおりに授乳する必要もないのです。

 このような授乳間隔で、毎回好きなだけの量を与えることを自律栄養法といいますが、これは赤ちゃんの個性を無視し、定められた時間どおりに授乳しようとする、規則授乳法にたいする反省として提唱されたものです。

 つまり、これは赤ちゃん各個人の食欲の生理的リズムを尊重した授乳法です。

 わが国で古くから行なわれている、泣けばすぐ与える不規則授乳法、いわば甘やかしの藍綬とは違います。
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 じっさいに、自律栄養を行なっていても、母乳の分泌がよく、赤ちゃんが健康であれば、授乳間隔、授乳回数も規則的になるのがふつうですから、べつに問題はおこりません。

● 夜間の授乳


 夜間の授乳は、昼間の哺乳量が少ないあいだは行ないますが、できるだけ早くやめたほうがよいでしょう。3カ月過ぎても夜間授乳をしていますと、離乳をうまく始めることができなくなります。

● 授乳についやす時間

 1回の授乳時間は、15〜20分がふつうです。これ以上長引くようですと、母乳の不足を疑ってみなくてはなりません。


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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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