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赤ちゃんの栄養



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 母乳にまさる栄養なし

 赤ちゃんのからだと栄養

 赤ちゃんにはたくさんの栄養が必要

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 赤ちゃん時代は、一生のうちでいちばん成長がはやい。
A 生まれたときの体重は、3か月で約2倍、1年で約3倍になる。
B 体重の増え方は、月齢によって違うが、1日に30cから20cずつ増えている。

C 体重が1日25c増えると、からだには、水分18c、タンパク質3c、脂肪3c、塩類1cがたくわえられることになる。

D 活発な赤ちゃんは、いつもからだを動かしている。
E このさかんな発育と運動のために、赤ちゃんは毎日、体重1`cあたり120〜100カロリーの栄養が必要とされる。これは、おとなの1`cあたりの必要量に比べると、約3倍にもあたる。

 胃腸の働きは弱い

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 赤ちゃんの胃は、とっくり型で、その働きはじゅうぶんではない。
A 排気をさせるときまっすぐに抱くとゲップが出るのは、このような胃の形のためである。

B たくさんの乳を飲むと、すぐいっぱいになって溢乳しやすい。
C 腸の長さは、からだの6倍もあるが消化吸収する力はじゅうぶんでない。

D 3か月ころまでの赤ちゃんには、乳が安全に消化吸収できる食物である。
 
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 水分の必要量も大きい

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 赤ちゃんのからだは70%以上が水分。成人では60%くらい。
A 赤ちゃんの皮膚は、体重のわりに表面積が大きい。体重1`cあたりのおとなの体表面積を1とすると、新生児は3、6か月児で2となる。

B 皮膚から発散する水分の量は、体表面積に比例して多くなる。汗かきの赤ちゃんでは、失われる量がいっそう多い。

C 尿の量もからだのわりに多く、水分の排泄量はおとなの3分の1にもなる。
D 赤ちゃんの体重1`cあたりの水分の必要量は約150ccで、これはおとなの約3倍にあたる。

 腎臓の働きが弱い

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 赤ちゃんの腎臓は、働きがじゅうぶんではないので、老廃物を濃縮して濃い尿にすることができない。

A 余分のタンパク質やミネラルは、尿から排泄させるが、そのための水分が必要になる。

B 粉乳には、タンパク質やミネラルが母乳よりずっと多く含まれているので、水分の必要量が多い。

C 調乳を濃くし過ぎると、水分が不足して、発熱したり、食欲不振となる。

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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。
 



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