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母乳と赤ちゃん



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 母乳は赤ちゃんにいちばんよい栄養

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 母乳は赤ちゃんを育てるもっとも自然な栄養で、牛乳や粉乳に比べて消化されやすく、赤ちゃんの腎臓や肝臓に負担をかけない。

A 初乳には病気に対する免疫体をふくんでいる。
B 母乳を飲ませることは、親子の愛情の交流に役立つ。
C 母親の子宮の回復を早める。
D 人工栄養のような手間がかからず、清潔で、経済的である。

 母乳を大切に

 人工栄養が改善されたとは言ってもいろいろな点で、母乳はすぐれているので、赤ちゃんはできるだけ母乳で育てたい。そのためには、母親は母乳で育てようとする決心と努力がいる。生後、少なくても4〜6週間は、母乳を飲ませたい。

 母乳栄養で気をつけること

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 安易にながれて、授乳時間がでたらめになりやすい。
A ほ乳量がはっきりしないので、母乳不足を見逃しやすくなる。
B 母親が器具の消毒や調乳の手間に慣れていないため、離乳がどうしても遅れがちになる。

C 赤ちゃんのほうでも、乳房の感触に慣れて離乳がすすまない。
D 栄養に心配がなくても、月1回は健康診断を受けるようにする。
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 人工栄養と赤ちゃん

 人工栄養は増えている

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 人工栄養児のうち、特殊調製粉乳で育つ赤ちゃんが大部分で、牛乳、エバミルクなどの使用は少ない。

A 手軽に調乳できる粉乳の進歩が、人工栄養を増やしたといえる。
B 人工栄養が安全になった半面、最近では安易にはじめられることも多いがよいことではない。

C はじめるときは、自分勝手の判断や周囲のすすめだけではじめず、かならず小児科医や保健婦に相談する。

 粉乳と母乳では発育に違いがない

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 体重の増加、骨格や筋肉の発育では母乳と粉乳のあいだに違いはない。
A 知能の発達の面でも差はない。
B 人工栄養の赤ちゃんが、母乳栄養より発育がよいように見えるのは、カロリーが多いために、太り過ぎになる場合が多いからである。

 混合栄養と赤ちゃん

 混合栄養児は発育がよい

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 母乳の出方が少ないとき、母親に勤めがあるときなどは、母乳の不足分を粉乳、牛乳などでおぎなって赤ちゃんを育てる。

A 混合栄養を上手に進めると、母乳よのよい面と人工栄養の利点が重なって、赤ちゃんの発育がよくなることも多い。

 混合栄養はこんな場合に

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 母乳がじゅうぶん出ていても、母親の外出、病気の時を考えて、生後2〜3か月から、1日1回くらい粉乳や牛乳に慣れさせておくとよい。

A 母乳が不足がちになる3〜4か月から、離乳の準備として粉乳や牛乳、ほ乳ビンに慣れさせておくと、離乳が進めやすくなる。

B 母乳の飲みっぷりはよいのに、太らない赤ちゃんは、1日1回くらいカロリーの多い粉乳にすると発育のよい場合がある。

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  ほ乳ビンと乳首


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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