子育て応援事典 母乳栄養

Top > 育児−2 > 母乳栄養

育児 赤ちゃんのからだと栄養

母乳栄養



スポンサードリンク



 新生児の授乳

 初めての授乳

@
 産後12時間くらいのときに、はじめてのお乳を飲ませてよい。
A 赤ちゃんの口に乳首を近づけて、吸いつくようなら飲ませる。

 新生児には根気よく吸わせる

@
 はじめは母乳の出方が悪く、母親の飲ませ方、赤ちゃんの吸いつきかたも下手で、なかなかうまくいかない。

A 乳の出方をよくするためには、乳房を刺激したほうがよいので、つとめて吸わせるようにする。

B
 産後1週間くらいは、少し出方が悪くても母乳だけにして、あせって調乳を与えたりしない。

 母乳不足の発熱は心配ない

@
 母乳の出方が悪いために渇熱といって、赤ちゃんが水分不足のために、熱を出すとことがある。

A そのときは、湯ざましが砂糖水(湯ざまし100ccに小さじ1杯の砂糖を入れたもの)をじゅうぶん飲ませれば熱は下がる。

 新生児期は自律授乳で

@
 新生児のころは、自律授乳といって赤ちゃんが欲しがるときに、母乳を飲ませてよい。
A ふつうは2〜3時間おきに飲ます。
スポンサードリンク



 初乳は必ず飲ませる

@
 出産してから4日目ころまでの母乳を、初乳という。
A 黄色みをおび、粘り気がある。
B 出る量は少ない。

C タンパク質、ミネラル、ビタミンAが多く、免疫体も含まれている。
D 数日たつと、初乳はしだいに白くなり、タンパク質、脂肪が減って、乳糖が増える。これを成熟乳という。
E 乳の量は、1週間くらいたつと急に増えてくる。

 新生児期以後の授乳

 授乳回数は1日5〜6回に

@
 母乳がよく出て、赤ちゃんの健康状態がよければ、赤ちゃんが欲しがるときに飲ませていても、生後1か月ころまでには、授乳時間と回数がだいたい決まってくる。

A 授乳回数は1日に5〜6回、3〜4時間おきがふつう。
B 授乳はなるべく規則的にしたいが、多少の時間のずれはかまわない。

 夜間授乳は3カ月まで

@
 生後1〜2か月は、赤ちゃんも要求するし、乳腺を刺激して、乳の出をよくするためにも、夜間授乳してもよい。

A 眠っているのを、起こしてまで飲ませる必要はない。
B 3カ月以後はできるだけやめたい。
C 時期が遅くなればなるほど、やめさせるのがむずかしい。

 授乳は15〜20分で切り上げる

@
 赤ちゃんは最初の5分で全体の約60%、次の5分で30%、あとの時間はほとんど飲んでいない。

A 長時間乳房を吸わせていても、乳をたくさん飲むわけではない。

 赤ちゃんの栄養
  母乳と赤ちゃん
  離乳と赤ちゃん
  母乳栄養
  授乳の注意
  母体の健康と衛生
  母乳不足
  混合栄養の与え方
  人工栄養
  調乳器具
  ほ乳ビンと乳首


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



Copyright (C)  子育て応援事典 All Rights Reserved