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育児 授乳

母体の健康と衛生



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 乳首の手入れは手まめに

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 授乳が終わったら煮沸綿できれいに拭き、清潔なガーゼをあてて、ゆるめのブラジャーをつける。

A ブラジャーは毎日取り替える。
B 傷がついたら、はやめに外用薬で手当てをし、ガーゼをあてて化膿を防ぐ。
C 化膿したときは、医師の指示によって、授乳を一時中止する。
 
 授乳中の食事はふだんの5割増し

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 母乳で赤ちゃんを育てる母親は、1日平均850ccの乳を出している。
A これだけの量の乳を出すためには、ふだんよりずっと多めの栄養をとらなければならない。

B 量はふだんの食事の5割増し、主食より副食を増やすようにする。
C 食事がかたよると、歯を傷めたり疲労しやすくなり、母体がそこなわれ、老けやすくなる。

D 食事の1回量を増やさず。食事の回数を4〜5回に分けると、消化、吸収がうまくいく。
E 牛乳は良質のタンパク質やカルシウムを含む大切な食品。最低360ccはとりたい。牛乳が嫌いなら、魚、肉、大豆製品などで補う。

F タンパク質の増加分は、なるべく動物性食品からとりたい。
 
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 酒、タバコ、薬と母乳

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 母親がアルコール飲料をとると、母乳にもアルコールが混じる。ただし、料理、菓子に含まれる程度の量とか、ちょっとたしなむくらいの量なら、悪い影響はない。気にするくらいならやめたほうが賢明。

A たばこのニコチンも、母乳に影響する。たばこはからだにとって害はあっても益ではないので、授乳中はできればやめたほうがよい。

B ふつうの市販品はあまり心配ないがバルビタール(睡眠薬)、カスカラ(下剤)、ヨード剤などを服用するときは、医師の指示を必ず受けること。

 母体を美しく保つために

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 授乳中は栄養や休養、保健に気をつけないと、母体の栄養がおとろえ、老けやすい。しかし、もともと妊娠や授乳は、むしろ女性の生き生きした健康美を完成させるものである。乳房の形も、ちょっとした注意で、美しさをそこなわないですむ。

A 太り過ぎにならないよう、糖分、穀類を控えめにして、なるべくタンパク質、脂肪を多くとる。

B ブラジャーは、きつすぎないものを選ぶ。下から持ち上げる型がよい。授乳用のブラジャーも市販されている。

C 小さい乳房でも、授乳を続けるうちに、大きく豊かになれる。

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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。
 



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