子育て応援 遊びによって身につけるもの-知的な側面 |
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子どもと遊び 知識を獲得する |
子どもは発達するにつれて、さまざまの知識を学ばなければなりません。物の名前や性質、その用途などいろいろ覚えなければなりません。知的な側面での遊びの効果の第一は、知識の獲得です。 親からことばで教えられたり、テレビや絵本から学ぶこともあります。けれども、はじめて実物の馬を近くで見た都会育ちの幼児が、「馬って大きいんだねぇ」と感動したという話があるように、正確な知識は得られないことが多いのです。 とくに幼児のうちは、じっさいに目で見たり、耳で聞いたり、指で触ったりしないと、身についた本当の知識にはならないようです。 たとえば、スベスベした板からザラザラした板まで何種類もの板を用意し、指で触ってザラついている度合いを区別させたりすると、知的発達を早めるという考え方にもとづいた教育方法もあります。
昆虫の好きな幼児がいますが、チョウの幼虫をとってきて飼育したりします。お母さんの多くは、ケムシやイモ虫を毛嫌いします。「そんな気持ちの悪いものをおうちへ持ち込んじゃいや! すぐしててらっしゃい」などとしかりつけます。 子どものころに芽生えた生物や自然への興味の芽を、むしり取ってしまうのです。お母さんはおとななのですから、このぐらいの我慢はできるはずです。じょうずに飼育していれば、さなぎからチョウになる羽化の瞬間を観察できる幸運にめぐり合わないとも限りません。 このような素晴らしい瞬間の感動は、子どもの心に一生残っています。昆虫の生態を絵本で説明したところで、「そういうものか」で終わり、じっさいの体験とは比べ物にならない印象しか与えません。 文字や数字の学習も 最近は、幼児にひらがなや数字を教える親も多いようですが、とくにあらたまって教える必要はありません。子どもは、遊びのなかでひらがなや数字を覚える機会が、ふんだんに与えられているからです。 お母さんが絵本を繰り返し読んで聞かせると、子どもは文章を暗記します。絵を見ただけで文章が言えるようになります。繰り返しているうちに、ひらがなの一字一字と発音が一致することを理解します。 そうなれば、暗記した文章を繰り返すのではなく、字を見ながら声を出して読むことができるようになります。 ひらがなの描いてある積み木やカルタ遊びも、ひらがなの学習になります。5,6歳になれば、簡単なトランプのゲームも出来るようになるでしょう。親子でトランプで遊んでいるうちに、数字や数の概念も自然に身についていきます。 ● 事物と事物の関係を把握する
また、小さな積み木の上に大きい積み木を乗せると、不安定でちょっとしたことでも崩れてしまいます。実際にやってみることをしないで、お母さんが「大きいのを下にしないとうまく積めないのよ」と何十回言い聞かせても、子どもはなかなか分かりません。 自分でいろいろなってみて、何回も失敗を重ねているうちに、大きい積み木を下にしないと高く積みあげられないことがよくわかります。経験をとおして教えられた知識は、子どもの身についた本当の知識です。 そのうちに、うまくやれば、小さい積み木の上にも大きい積み木を乗せられるということにも気がつきます。重心とか重心をとるということばを知らなくても、行動としては重心を知っていることになるのです。 水遊び、砂遊びをして砂のおまんじゅうや泥のお団子を作っていると、水と砂や土の関係が把握できるようになります。洋服が濡れるから、汚れるからといって、水遊びや泥んこ遊びをむやみに禁止しないでください。
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親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。 |
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