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口をすすぐ・うがいをする



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● 口すすぎが一人前にできるのは3歳半以後


 歯磨きや食事のあと口をすすぐという動作は、3歳ごろから教えられます。面白がってやりますが、最初は水を吐きだすことができず、飲み込んでしまうものです。

 そのうち“プーッ”とあたりかまわず噴き出すようになり、“チューッ”と狙った所へはき出せるのは、3歳半以後です。

● 口すすぎは乱暴に
 
 ”歯磨きはていねいに、口すすぎは乱暴に”するのがコツです。口の中や歯の表面、歯と歯のあいだの汚れをのぞくのは目的ですから、唇を閉じ、ほほをできるだけ強く動かし、グジュグジュと音がするほど口の中の水を激しく奔流させるように指導します。

● うがいの完成は5歳過ぎて

 外出のあとや、風邪がはやっているとき、うがいができると病気の予防になります。面白がって3歳くらいからまねはできますが、やはり水を飲み込んだりして、5歳くらいまではなかなかうまくできません。

 外出から帰ったら、かならず全員がうがいを励行するのでなければ、子どもはなぜ自分だけやらされるのかと考えて、すぐにやめてしまいます。

● 足を洗う
 
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 靴をはいて遊んでいても、ひざのあたりは汚れます。外から帰ったら、風呂場に直行させ手足をあらわせましょう。これは3歳くらいならできますが、そのあとまがりなりにも雑巾で拭けるのは、3歳半を過ぎてからです。

 つけ加えるなら、入浴のときに全身を自分で洗うようになるのは、5歳くらいからです。



● 髪をとかす

 男女、髪の長さも違いますが、一人でできるのは5歳です。朝起きたとき、外出前などには、ブラシでとかす身だしなみの習慣もつけたいものです。

● 鼻をかむ

 4歳くらいまでは無理でしょう。鼻をかませるときは、かならず片方ずつかませます。また、両方の鼻が完全に詰まっているばあいは、そのまま力を入れてかませてはいけません。無理にかませると、鼻の穴をふさいでいる汚いものが、中耳腔の中にふきこまれたりします。

 <個人差を考えたしつけ>


 清潔の習慣は、とかく他人の目につくので、しつけ方について批判を受けやすいものです。きびし過ぎると言われることもあり、しつけができていないと言われることもありましょう。批判なんか気にするなと言えばそれまでですが、次の点は考えておくべきでしょう。

● 保護と促進のバランス

 しつけにかぎらず、子どもにたいする親の働きかけには、未成熟な子どもを保護しようという方向と、子どもをはやく社会に適応できるようにと促進する方向とがあります。

 子どもの発達段階から見て、当然できそうなことをさせないでいれば、”過保護で甘やかし過ぎ” ”しつけができていない”ということになります。反対に子どもの実力以上のことを期待したり、それを強制しようとすると、”きびし過ぎる”と言われます。

 この保護と促進のバランスがうまくとれているのが好ましいしつけというわけです。しかし、“バランスのとれた状態”というのは、一人ひとりの子どもによって違いますから、一般に適用できる基準といったもので判断するのは問題があります。

● 身だしなみのしつけ
● うす着の習慣
● 清潔のしつけ
● 手を洗う
● 歯を磨く
● 顔を洗う
● 口をすすぐ・うがいをする


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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