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しつけの基本 生活の型

生活の型と自主性



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 しつけというものは、生活の型を覚えこませるという面の強いことは確かです。子どもが欲しなくても、型に入れ込んでしまうというような性質があります。

● 型にはめるか型を超えさせるか


 生活の型を身につけさせるために、すべてに型を強制し、その結果、すべてが型どおりでないと何もできないというような、自主性のない子どもに育ててしまうばあいもあります。

 生活の型をさりげなく自分のものにしたうえに、のびのびと自分の世界を広げていく子どももいます。そして、一見したところでは前者が“よい子”のように思えるばあいもないわけではありません。

 おとなになってからも、型に入って型から出られない人と、型に入ってその型をよりよい自分のものに発展させる人もいます。

 私たちがしつけで考えなければならないのは、このように型に入って、さらに型を自分のものとして深め、発展させて広げ、新しい型をつくっていけるような子どもを育てることです。

● 個々のしつけを全体として関連させる


 しつけの基礎になるものをいくつかあげましたが、これは、それぞれが別々に存在しているということではありません。“一人で生きていけるようにすること”がしつけ全体の基礎でもあるように、“生命を大事にするしつけ”も“社会に通用するしつけ”も、みんなそれぞれ相互に関連しているのです。”どれか一つでも”と考えるのは、やはり”片手おち”だと思います。

 一つ一つのしつけを見てもきちんと身につけていくことも大切ですが、やはりその子ども全体のあり方として見て、調和がとれていてのびのびとした自主性・創造性のある子どもこそ、将来の好ましい”人格”につながっていくのです。
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● なんのためにしつけるか
● しつけの六つの基本
● 生活の型と自主性
● しつけの内容
● しつけの方法
● “ほめる” ”しかる”
● 体罰の問題


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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