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子どもの質問

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 2歳を過ぎると、子どもの質問に悩まされることが多くなります。はじめのうちは「なに?」…、そして、しだいに「なぜ?」という質問に変わっていきます。質問攻めにあうのはたいへんでしょうが、ぜひ気軽に答えてあげることです。

 「なに? なに?」の時代

● 質問は知能が伸びてきた証拠


 ことばを使えるようになった子どもは、身のまわりのものの一つ一つについて、「これなあに?」という質問を猛然と始めます。しかも、おなじことを何度も聞いたり、つぎからつぎへと質問を浴びせてくるものです。

 しかし、その子どもは、ことばによって自分をとりまく世界を認識し、自分の内面を充実させつつあるのですから、あきることなく質問攻めにする子どもは、知能が順調に伸びている証拠です。

● 質問には共感をもった態度で
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 子どもの質問をそっけなく扱ってはいけません。簡単に「忘れたわ」「そんなこと知らないわ」と答えていると、子どもは興味を失いかねませんし、自分がなにを聞かれたときにも、そのような返事をしさえすれば、その場がしのげるのだと思うようになります。

 しかし、親も万能ではありません。知らないものの名前を聞かれることもあります。そんなときは、「本で調べてみましょうね」と、子どもの興味に共感をしめしてやることが、子どもの探究心を育てる道です。

● 答えかたにはテクニックが必要

 ときには、子どもは、あらかじめ知っていながら質問することもあります。そんなときには、そらとぼけて、わざととんでもない答えをして見せるのもよいでしょう。
 
 4、5歳になると、自動車の名前、虫の名など、おとなのほうが負けてしまうことがあります。そうなったら、親のほうから質問するのもよいでしょう。

 「なぜ? なぜ?」の時代
 
 「なに?」という質問はまだよいのですが、「なぜ?」「どうして?」という質問は、いささか厄介です。それは、子どものほうに、問と答えの論理ができあがっていませんし、おとなのほうもその辺があやふやだからです。

 子どもの「なぜ?」に答えるということは、問と答えの論理を教える─つまり、「なぜ」ということばの、いろいろな意味を教えるということにほかならないのです。

● 例1 ノミはなぜはねるの?

 この問いに対する科学者の答えはこうです。
 「ノミは、いつもはじっと静止しているが人が近づくと、人が吐く息の中の二酸化炭素(炭酸ガス)を感じてはねる。そして人にたかるチャンスをつかむ」

 この答えをよく見ると、二つの部分に分けられます。はじめの部分は「ノミが跳ねるのは、音や振動のせいではなく、炭酸ガスのせいだ」という説明です。つまり「なぜ?」という質問を、「なにが刺激になって、そのような行動が生じるか」という、“原因についての質問”として受け取っているのです。

 次の、「人にたかるチャンスをつかむ」という部分では、「ノミが跳ねるのは、別に運動会を楽しんでいるのでなくて、人間のからだにぶつかるためだ」ということをいっているわけで、「なぜ?」という質問を、“目的はなにか?”という問いとして答えを出しています。

 学者たちは、このような問と答えの論理をよく心得ていて、説明のしかた、答えのしかたが上手なのです。また、学者たちは、「なぜ?」という問いを出すときにも、はじめから、どのような答え方をするかということを考えて、問題を出します。
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● 例2 トンボはなぜ投げられた小石を追うのか?

 「トンボが飛んでいるところに小石を投げると、なぜトンボは石を追っていくのだろう」という質問に対して、生物学者は、その「なぜ?」を、すぐに「なにが刺激になって、トンボはそのような行動を起こすのか」という問題に置き換え、そのうえで答えを探します。

 石の色が大事なのか、それとも石の大きさかな、石が動いているということが肝心かな…などと考えるわけです。「えさと間違えるのだ」というような答えでは満足しません。えさと間違えるのだとしても、「どういう点がえさと同じならば、トンボは間違えるのか」というように、さらに問いなおします。

● 例3 なぜ明日の天気予報ができるのか?

 学問が違えば、問の意味も違ってきます。天気予報の専門家に、「なぜ明日は雨が降ると言えるのですか」と聞けば、気圧配置のことなどを説明して、「こういう気圧配置のときは、雨が降りやすいから」と答えるでしょう。この場合、「なぜ?」という問いは、「統計的説明」を求めているというように考えるのです。

● お母さんにも考えてもらいたい「なぜ?」の意味

 以上三つの例は、どれも学者や専門家の話として述べてきました。しかし、「なぜ?」ということばには、いろいろな意味があり、それに応じて説明のしかたもいろいろな種類があるという点では、子どもの質問でも同じです。

 ひとつ、お母さんがたも、お子さんの質問について、そのことを具体的に考えて頂きたいものだと考えます。
 「なぜ?」という質問を、どのような説明を求めているのかという点から見ていくと、つぎのようにいろいろのものがあります。

● 法則に当てはめて説明する


 …お風呂を沸かすとき、上のほうが熱いのはなぜ?
 …冷たい水より、暖かくなった水のほうが軽いから、上に行くのさ。

● なんの役に立つかを説明する

 …夏になると、なぜ汗をかくの?
 …汗がかわくときに、からだを冷やしてくれるから、からだが熱くなり過ぎないように汗を出しているのよ。

● 由来を説明する

 …4月1につは、なぜうそをついてもいいの?
 …西洋では昔、3月25日にお正月を祝ったので、それから1週間目にお祭り騒ぎをして、それでめでたさもおしまい、ということにしたらしいの。でも、あまりはっきりしたことは分からないわ。

● うまく説明できなくても…

 うまく説明できないときは、「うるさいわね」とか、「つまらないことばかり考えるものね」などといって、好奇心をおさえてしまうことのないように注意して下さい。好奇心を失わないまでも、それを親に話さなくなってしまいます。

 「お母さんもよくわからないけど、なにかで調べてわかったら教えてあげるわね」とか、「学校へ行くようになったら教わるのよ」などと、知識欲を伸ばすようにします。
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● なにもかも答えればよいというものではない

 といっても、なにもかも答えてやることが、必ずしもいいことだとはいえないし、機械的に百科事典式に説明してやればそれで良しというものではありません。なにごとも母親に考えてもらおうとする安易な態度が、やがて子どもに芽生えてこないとも限らないからです。

 たとえば、先のお風呂の問題にしても、茶碗に水を入れておいて、それに上から静かにお湯をそそぎいれる実験や、その逆に、お湯を入れておいて、冷たい水をそそぎいれる実験などを子どもと一緒にやってみるほうが、ことばの説明よりもずっといいのです。

● ときには、親から質問もしてみる

 子どもが興味を見いだしたことについて、子どもと一緒に不思議がってやれば、子どもは自分なりに考えを進めてみようとします。「あなた、どう思う?」と反問すれば、自分で考えてみようという態度も出てきます。親の質問に答えることによって、子どもが、自分なりに思考をまとめる訓練にもなります。

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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。
 



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