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睡眠、体温・呼吸・脈拍



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睡眠の状態はどうか

● 不機嫌な場合


 からだのどこかに痛みやだるさがあったり、苦しい症状があれば、眠りが浅く、ぐずって泣いてばかりいるものです。原因を取りのぞいてやるか、逆に薬を使って眠らせて安静をたもち、もとの病気をなおすようにします。医師の手助けが必要でしょう。

● 夜泣きをする子

 起きているときは元気で病気らしくないのに、夜になると泣いて困るという子がいます。このような場合には

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 昼と夜を取り違えている癖はないか。
A 夜中に空腹になるのではないか。
B 親がおそ寝、おそ起きなのに、子どもだけ早寝しすぎていないか。
C 運動不足のために眠りが浅いのではないか。

 など、生活習慣からくる原因を考えてみることが必要です。

● 睡眠時間の短い子

 ときどき、乳児にしては睡眠時間が短すぎると心配する親がいますが、健康な乳児は決して睡眠不足を起こしませんから心配いりません。
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体温・呼吸・脈拍に注意

● 体温のはかり方


 母乳を与えている母親、よく子どもを抱いてやる母親は、子どもに熱があればすぐ気づきます。「おかしいな?」と思ったら、かならず体温計で熱をはかってみてください。

 わきの下や、首の下にはさんではかるのがふつうですが、乳児では直腸体温計を用い、肛門ではかることもあります。

● 平熱と発熱の見分け方


 わきの下ではかった場合、子どもの体温は乳時から小学生にいたるまで、37度を超えることがしばしばあります。ことに午後から夕方にかけて、高体温のことが多いものです。

 したがって、子どもでは37度5分までは平熱と考えて心配ありません。38度を超えれば本格的な発熱で、医師の診察が必要です。

● 呼吸の見分け方

 子どもの呼吸はおとなよりはやく、年齢の幼いほどはやいのがふつうです。熱があるときには、さらに呼吸がはやくなり息苦しそうにします。呼吸があまりにも速く、いかにも苦しそうなときには、肺炎などの重い病気の心配があります。

 呼吸数を数えるときには、子どもがおとなしく寝ているときに、さりげなく胸に手をあてるなどして、気づかせないようにしてはかりましょう。子どもが気にしたり動いたりすると、呼吸数はすぐにはやくなってしまいます。

● 脈拍のはかり方

 脈拍も呼吸と同じで、年齢が幼いほどはやく、また熱の出たときにはやくなります。脈のはかり方も、安静時にさりげなくはかることが必要です。


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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