耳・鼻・咽喉の病気
耳・鼻・咽喉の病気
耳の構造と働き
- 々渋
外耳・中耳・内耳に分けられ、外耳は耳介(耳たぼ)と外耳道をいい、中耳は鼓膜の内側の鼓室と呼ばれる小さな空間をいう。内耳はかたい骨の壁に包まれた器官で、蝸牛気管、前庭器官(三半規管)とからなる。
- ◆‘き
外耳道から入った音波によって鼓膜が振動し音の感覚を起こしたり、前庭器官や三半規管によって身体の傾き、運動状態を感ずる。
鼻の構造と働き
- 々渋
顔の中央に三角すい形につき出ているものが外鼻で、そこに外鼻孔がある。鼻腔を左右に分けるものが鼻中隔、側壁の凹凸が上、中、下鼻甲介である。天井部に嗅神経が分布し、粘膜には豊富な血管静脈叢や粘・漿液分泌腺がある。また側壁から小孔を通して副鼻腔と交通している。
- ◆‘き
呼吸のために鼻腔を通過する空気は、加温、清浄化を受け、そのさい嗅神経は刺激されて、においを感じる。そのほか鼻音、鼻声後のさいに共鳴器としての働きもある。
のど=咽頭の構造と働き
- 々渋
口、鼻と気管、食道をつなぐ器官である。鼻腔や口腔の奥、またはその下を上、中、下咽頭といい、下咽頭の前方には喉頭(のどぶえ)がある。咽頭、喉頭の内面は粘膜におおわれている。咽頭には扁桃や多数の淋巴濾胞があり、喉頭には声帯がある。
- ◆‘き
おもな働きは呼吸器と食物をそれぞれ混乱なく気道、食道に送りこむことで、扁桃はその一役を果たしている。異物が気道に入ったとき強くせき込むのはその働きの一つである。また、声帯は音声を出す。
耳・鼻・咽喉の病気
- 耳の病気の特徴 / 鼻の病気の特徴 / 咽喉の病気の特徴
- 耳の病気
耳せつ(癤) / 耳真菌症 / メニエール症候群 / 耳介血腫 / 耳垢栓塞 / 耳鳴り / 急性中耳炎 / 慢性中耳炎 / 耳管炎 / 鼓膜の外傷 / 難聴 / 伝音性難聴 / 感音性難聴 - 鼻の病気
急性鼻炎 / 急性鼻炎の症状と治療 / 慢性鼻炎 / 肥厚性鼻炎 / 委縮性鼻炎 / 鼻前庭炎 / 蓄膿症=副鼻腔炎 / 蓄膿症の症状 / 蓄膿症の周囲への影響と治療 / 鼻たけ / 鼻せつ(癤) / 鼻中隔湾曲症 / 鼻出血 / 鼻アレルギー / においの異常 - のどの病気
急性咽頭炎 / 慢性咽頭炎 / 急性喉頭炎 / 慢性喉頭炎 / 咽後膿瘍 / 扁桃肥大 / 咽頭扁桃肥大症 / 口蓋扁桃肥大症 / 舌扁桃肥大症 / 扁桃炎 / 慢性扁桃炎 / 扁桃周囲膿瘍 / 咽喉頭結核 / 咽喉頭腫瘍 / 喉頭乳頭腫 / 声帯ポリープ / 謡人結節=結節性声帯炎 / 咽喉頭ノイローゼ / 咽喉頭の異物 / 声帯炎 / 結節性声帯炎 / 声変わり障害 / 反回神経麻痺 / ヒステリー性発声障害 / けいれん性発声障害 / 音声衰弱症