子育て応援事典 社会人としての父親 |
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育児 父親と母親 |
社会人としての父親 |
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スポンサードリンク 子どもに必要なのは父親と母親であって、”母親のような父親”と母親ではありません。父親には父親でなければ果たせない役割があります。それはなんでしょうか。 ● 有能な男性は”父親の時間”が少ないもの 有能で、自分の仕事に生きがいを見いだしている男性、所属する組織のなかで重要な地位を占めている30歳代、40歳代の男性は、自分を父親として自覚する時間は少なく、子どもと一緒に夕食をとったり、休日の家族サービスの機会にも恵まれないかもしれません。
また、父親の仕事にたいする態度、休日の過ごし方をはじめ、おりおり何げなく話すことなどが子ども心にしみこんでいきます。 ある7歳の男の子は、弟が母親に可愛がられているのを不満に思っていましたが、ある日、父親がその子を呼んで、「お父さんはお前がよく我慢しているのをちゃんと知っているよ」といったところ、気持ちが晴々したといっています。 また、母親に言われてもなかなか勉強をしなかった小学校2年生が、ある晩用便に起きたところ、父親が自宅に持ち込んだ仕事を一生懸命やっている姿を見て感動し、それ以後にわかに勉強するようになったという話もあります。 ● 父親にたいする母親の評価が大切 そうはいっても、じっさいの問題として、仕事に熱心な父親はどうしても子供との距離が遠くなりがちです。そんなばあい、子どもが父親をどう思うかは、母親が夫をどう評価し、どう見ているかによって大きく左右されます。 「今夜もどこかで飲んでいて、しょうがないわね」とか「お隣のお父さんのようになってくれるといいんだけれど」というような感想が、いつの間にか子どもの父親観に影響し、母親と同じ目で父親を見るようになります。 「こんなに遅くまで、お父さんはお仕事で大変ね」といえる母親に育てられた子どもとでは、その子がいだく父親像は大変違ったものになるだろうと考えられます。 また、仕事から解放された父親が、家庭では一番無防備な…いいかえれば一番だらしない姿で過ごすのは、ある意味では当然です。なにしろ、彼にとっては、そこしか休息の場所はないのですから。 そのへんのところを理解して、社会の激戦に疲れた戦士の妻としての愛情でくるんでやる、何気ない母親の態度が、百万言の説明にもまして、父親というものを子どもに理解させてくれるのです。 ● 父親にはしたくても出来ないことがある 育児とか家事について、母親にはしたくなくても、しなければならないことがたくさんあります。父親にはそれと反対に、したくても出来ないことが少なくないのです。 時間的に子どもと接することの多い母親が、自分と同じ役割、あるいは自分のかわりになる役割を父親に求めたり、期待してはいけません。 お風呂に入れたり、おむつを取り換えたりすることはそれが自然に自発的になされているのでしたらいいのですが、それを当然のことと考えたり、どこそこのご主人がそうだからあなたも…というのは間違った考え方です。
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親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。 |
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