冠婚葬祭や暮らしのマナーを知っておきましょう。

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 マナー  

家族

 マナーがなぜ必要かというと、一言にしていえば「個人個人の生活をよりスムーズに、より明るく、より豊かにして、人類の幸福を増進させる」からでしょう。

 人間が生きていくうえには、絶えずいろいろなことに出くわします。入学試験では面接が大事だし、就職試験ではなおのことです。あたりがやわらかで、しじゅう対人関係に思いやりを持つといったことは、相手をくつろがせ、よい感じを与えますから、試験管も好意を持つことでしょう。

 商売をしている人は、商売上のことで、対人関係がスムーズにいかなければ、なにかと不都合なことが多くなるでしょう。店員の人たちは、愛嬌の良い方が客は喜ぶし、学生も素直で、明るく、ユーモアに富んでいる方が先生から愛されます。

 初対面の場合にも、マナーが身についている人は当然相手に好感を与えます。タバコを吸う人は人の前でたばこを吸う前に「吸ってもいいですか」と相手の立場も尊重して一言たずねるといった落ち着きもマナーを身につけてこそです。

 つまり、家庭のしつけの大切さがここにあります。子どもは甘えさせているばかりではいけません。しつけをしっかりとして、幼児期からマナーを身につけさせておけば、その子どもは行く先々でまわりから愛され、良い友に恵まれ、幸福な一生を送ることができるでしょう。

 マナーの役割  

お年寄り

 人間の生活におけるマナーの役割を一言にしていえば「対人関係における潤滑油」だと思います。

 たとえば、なぜ老人のために重い荷物を持ってあげ、先に歩かせ、席をゆずるのかという問題を取り上げてみましょう。人間というものは、子どもから青年時代はエネルギーにあふれていて、ある程度筋肉を使っても疲れませんが、年を取るにつれて肉体は弱り、同じことをするにも、若い世代に比べて数倍も骨が折れて苦しいものです。

 もし思いやりの心があって、これを察して重い荷物を持ってあげ、席をゆずり、先に歩かせてあげるならば、その老人はどれだけ気分的に楽しく、感謝の気持ちを持つことでしょう。

 日本では老人が子どもに席をゆずったり、親もまた幼児を無理やり席にかけさせる傾向がありますが、これは全く必要のないことで、むしろ成長期にある子どもたちの筋肉の発達を妨げるといえます。

 欧米では幼児や青少年は乗り物ではあまり座席にかけない習慣のようです。したがって、まんいちかけていても、おとなが入ってくるとすぐに立ち上がります。

 女性を老人と同じように扱う習慣も、マナーの中にあります。女性はもともと男性と比べて肉体的に弱いということから、このような習慣が起こったものなのでしょう。

 一般的にみて、女性は男性よりも肉体的にデリケートです。特に、妊産婦などはいたわらなければといった思いやりが、ひろく一般の女性にまで及んだのでしょう。欧米では、老人のために男性のほうが、若い女性よりも先に席をゆずるようになりました。

 これはきわめて合理的な考えから出たマナーです。

 日本における挨拶は、日本古来の礼儀作法の中で発達したもので、つねに、目下のものから目上の人に向かって尊敬の情をあらわすことを強制されます。これを若い人たちに、とかく反発を感じさせるような傾向を持っています。

 欧米でのマナーでの挨拶は、地位の上下を問わず、どちらからしてもよいことになっているからでしょうが、非常にスムーズで、その結果、社会生活がほがらかに感じられます。

 マナーと日本的礼法との差異は、ここにもよくあらわれているように思います。

 日本国民ほど優秀な人種は、他にあまり例を見ません。ただマナーが形式に流れているきらいがあるようです。もし、マナーの根本精神を、日本人の一人一人がじゅうぶんに身につけたならば、日本は世界各国から尊敬され、親しまれ、愛される国になることでしょう。

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