子育て応援事典 新生児期の異常ー黄だんが強い |
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新生児 黄だんが強い |
母親と赤ちゃんの血液型があわない たいていの赤ちゃんにみられる生理的黄だんは生後2〜3日にあらわれて、黄だんの程度もそんなに強くなく、皮膚がオレンジ色に色づくくらいで、1週間か10日までには消えます。 しかし生まれたその日にもう黄だんがあらわれて、それが急に強くなり、皮膚が真っ黄色になったら、これは心配な黄だんです。 というのは、黄だんがある程度以上強くなると、血液の中の黄色い色素が脳の中に入り込んで、神経がこわされてしまい、あとで脳性まひになってしまうことがあるからです。
でも、はじめての妊娠のときには、赤ちゃんに何の異常もおこらず、生まれてからも黄だんはふつうです。 しかし、第1回のお産のとき、胎盤がはがれるときに赤ちゃんのRh(+)の血液が母親のからだになかに入り込みますので、母親のからだのなかでは、合わない血液細胞をこわそうとする働きがおこって、Rh抗体が胎盤を通って赤ちゃんのほうに入り込み、赤ちゃんの赤血球がこわされて、生まれてから黄だんが強くおこってくるのです。 Rh血液型が合わなくとも、はじめての子どもには異常がなく、2回、3回と妊娠を繰り返すうちに、赤ちゃんにひどい黄だんがおこってくるわけですから、はじめての妊娠のときに人工流産をすることはさけなければなりません。 また、RH(−)の女性がRH(+)の血液の輸血を受けますと、そのときに抗体ができてしまいますから、はじめての赤ちゃんでも異常がおこることがあります。 したがって、Rh(−)の女性は、結婚前に輸血を受けなければいけないときには、Rh(+)の血液をもらうことはさけたほうがよいのです。この意味でも、すべての女性はRh血液型が(+)か(−)か調べてもらっておくことが望ましいと思います。 さてRh血液型が(−)の人は日本人では少なく、200人に1人ぐらいしかいません。Rh(−)の女性はほとんどがRH(+)の男性と結婚することになります。第1番目の子どもは安全ですし、2番目以後の子どもでも、わずかの赤ちゃんが病気になるだけですから、日本人ではRh血液型が合わないための重い黄だんはそう多くはありません。 しかしRh(−)の女性が妊娠したときには、産科医とよく相談してじゅうぶんな対策を立てておかなければなりません。病院ではお産が近づくと母親の血液を調べて、抗体が高いときには、予定日を待たずに早くお産をさせることもあります。抗体がそう高くないときには自然出産を待ちます。 ABO型血液不適合 またA型、B型、AB型、O型という、ふつうの血液型が合わないときにも赤ちゃんの黄だんが強くなることがあります。これは母親がO型で赤ちゃんがA型かB型のときなのです。 このようなときには、はじめての赤ちゃんでも強い黄だんがあらわれることがあります。でもRh血液型が合わないときと比べると、病気としては軽いのです。 ABO式血液型が合わないことは、4組に1組くらいの夫婦にみられます。しかし、このときでも生まれた赤ちゃんのごく一部が重い黄だんにかかるだけですから、たんに血液型が合わないというだけで心配することはありません。 未熟児に多い黄だん また血液型の不適合がなくとも黄だんが強くなることがあります。これは肝臓の働きがとくに弱いために、血液の中に黄色い色素がたくさんたまっているのが原因です。これは未熟児におこりやすいのです。 この時も黄だんがある程度以上に強くなると、脳がおかされるおそれがあります。未熟児施設では、毎日黄だんの検査をして、じゅうぶんな注意がはらわれています。 ⇒母乳で育てたいママに大好評!【ノンカフェインタンポポ茶】 ● 黄だんが強くなったら 家庭で育てているときには、黄だんが強くなったら急いで医者の診察を受ける必要があります。黄だんが非常に強くなったときの手あては、脳がこわされることをふせぐことがまず第一です。 そのためには交換輸血が行なわれます。黄だんが非常に強いのに手当てをしないでおくと、赤ちゃんはぐったりして、元気がなく、お乳を飲まなくなり、そのうちに手足をかたく突っ張ってきて、うつろな目をして、けいれんを起こしたり、熱を出したりします。 そのまま死亡してしまうこともあり、たとえ、生命はとりとめても、あとで脳性まひや知恵遅れになったりすることがあります。 こういうことを防ぐために交換輸血が行なわれるのです。黄だんが強いときには、医者は赤ちゃんの状態や、血液の詳しい検査の結果を総合的に判断して、交換輸血をしなければならないかどうか決定します。 ● 黄だんが長引く ふつう1週間から10日のうちのは消える黄だんが、半月たっても消えず、1か月たってもまだ残っていることがあります。でも赤ちゃんはお乳をよく飲み、体重の増え方もよく、ふつうの黄色い便を出して元気がよければ何の心配もいりません。
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親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。 |
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