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人工栄養 粉ミルク

人工栄養



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 新生児期は、母乳栄養を確立するのに非常に大切な時期です。母乳の出方が少ないからといって、簡単に母乳栄養をあきらめてしまって、人工栄養にかえることのないように、できるだけの努力をしてみましょう。

 しかし、母乳を与えるのがむずかしいばあいや、どうしても母乳が不足のばあいには、人工栄養をしなければならなくなります。母乳が不足かどうかの判断は慎重にしなければなりませんが、混合栄養や人工栄養にする必要があるかどうかは、小児科に相談して決めてもらいましょう。

● 乳汁の種類

 人工栄養のときには、粉ミルクか牛乳を使うのがふつうです。市販されている粉ミルクは牛乳のタンパク質や脂肪を、母乳に近いように調製してあります。新生児期には牛乳を使っても差し支えないのですが、どちらかといえば、粉ミルクのほうがよいでしょう。

 いずれにしても、新生児期には消毒を厳重にしなければいけません。

● あたえ方


 ミルクを与え始める時期や授乳の間隔は、母乳栄養のときと同じです。

 生まれた日は、1回15〜20ccぐらいしか飲みません。2日目から3時間ごとに飲ませますが、1回で20〜30cc飲み、だんだん飲む量が増えて、1週間ぐらいたつと、1回60〜100cc飲むようになります。
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 新生児期には、ゴムの乳首はやわらかい物を選びます。乳首の穴は大きめにしますが、大きすぎるとむせてしまいます。哺乳びんを逆さにしたときに、しずくをつくってポタポタと落ちるくらいの大きさが適当です。

 生後1週間ぐらいまでは、赤ちゃんは授乳の途中で眠ってしまい、少ししか飲まないことがあります。ほほを軽くつついたり、乳首を舌の上に押し付けるように動かしたりすると飲みだすことがあります。

 どうしても飲まないときには、そのままやめてしまって、次の授乳時間を待ちます。

 生まれて数日間は、飲む量が少なくてもそう心配することはありません。1〜2週間たつと、赤ちゃんはおなかがすくと泣きだすようになりますから、自律栄養法を行なうとよいでしょう。

● 新生児の栄養
● 授乳の前とあとの注意
● 人工栄養


 



 
 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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