子育て応援事典 なぜ反抗するのか |
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子どもの反抗 第一反抗期 |
● なぜ反抗するのか 乳児期の赤ちゃんは、生活のうえでも気持ちのうえでも、まったく親にたよりきっています。自分でできることといっては何一つなく、空腹をうったえるにも、からだの向きを変えてもらいたいことも、すべて“泣く”という方法しかとれません。 しかも泣くときに「ああ、おなかがすいた、ミルクを飲ませてほしいなあ」とか「横を向かせてほしいよ」というように、”……してほしい自分”を意識しているのではありません。
二本の足で歩ける、両手が使える、ことばが話せる─人間としてこの基本的条件が未熟ながらもそろったのですから、これはまさに、お母さんと一体化していた赤ちゃんからの“自立”に違いありません。 この基本条件をもとにして、自立に必要なさまざまな条件─たとえば、食べる、寝る、排泄、着物の着脱など身辺の生活習慣もしだいに身につけていきます。 ● ”・・・がしてみたい” ”ひとりでもできる” こうなってくると、毎日毎日が新しい発見です。”あそこを引っ張ると引き出しが開く” ”あそこには面白そうなものがいっぱい並んでいる” ”あのスイッチを押すとテレビの画面が映る”などと、いろいろなことをからだで発見していきます。 そして、”ああすれば、こうなるのだ”ということが分かってくるにつれ、“こうしてみたい” ”ああしてみたい”という「つもり」や欲求がだんだんとふくらんできます。 しかも、してみたいことを“一人でできる”自身もいささかついてきているのです。 ● 欲求と親の決めたルールとの衝突 子どもが欲求を行動に移すと、とたんに親の生活のルールを脅かすことになってしまいます。机の引き出しの中の書類を破る、ふすまに穴をあける、壁をクレヨンで汚す、パパとママの恋愛時代の写真がしわくちゃになる……。 そこで、おとなの側からいえば、”いたずら”を阻止するために、いわゆる“しつけ”がはじまります。しつけには二つの面が出てきます。 赤く燃えるストーブは不思議なのに「ストーブや熱いやかんに近づくな」という禁止のしつけと、あまり気は進まないのに「手を洗いなさい、歯を磨きなさい」というすすめのしつけとです。 こうして、彼らの欲求や“つもり”は、おとなのしつけによって押さえられることになります。 ● 自己主張が反抗の形であらわれる 子どもの反抗というのは”……したい”という子どもの欲求と、それを生活のルールで規制しようとするおとなとのあいだに生ずる“摩擦”のようなものでしょう。 子どもの欲求がいかに強くても、それが危険であったり、そのままではおとなの社会で通用しないものであれば、その欲求は当然おさえられます。 ”……したいけれどできない”という経験を積み重ねることによって、”……したい自分”を強く自覚するようになり、自我が芽生えていきます。また、”……してはいけません” ”……しなさい”という親の要求を、”イヤ!”と拒否することによって、一人立ちの“自分”の存在を主張します。 ただ泣くことによってしか自分の要求を表現できなかった赤ちゃん時代に比べてごらんなさい、これは大変な進歩なのです。 反抗は、子どもの心身発達のある段階では避けられない自然の現象なのです。 ● 反抗をとおして子どもは成長する いろいろな欲求をさまたげるのは、親ばかりではありません。子ども同士の世界での、自我の衝突もあります。これらの経験をとおして、ルールのなかで自己主張をしようとする力も強くなり、自己の主張をコントロールする能力も育ちます。 こういったことは、子どもがやがて入っていく社会生活の中で、とくに大切なことなのです。
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親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。 |
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