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友だちと子ども 友だち関係 |
● 親子関係は「上下の関係」 まず親子関係ですが、親は子どもをしつけ教育する立場にあり、子どもはしつけられ教育される立場にあります。また、親子のあいだには、20歳以上の年齢の差があるのがふつうです。いくら人間としては同格であるといったところで、じっさいには上下の関係です。 新生児期、乳児期には、子どもは自分の力ではなにも出来ません。親が家庭のなかであたたかく保護をして、はじめて健康に成長することができます。 子どもにとって家庭はお城のようなもので、その中に入ってしまえば安全が保障されます。ときにはしかられることはあっても、親は安心して懐に飛び込める存在なのです。 子どもの側から親子関係を見ると、当たり前、助けてもらったり、教えてもらったりする、依存と保護がその中心といえます。ときには、いうことをきかない、駄々をこねるという反抗もあります。
親子関係には見られない、同格の関係、「横の関係」がつくられるときもあります。「横の関係」は、これから書く友だち関係の本質です。 きょうだい関係のなかには、友だち関係と同じ要素が含まれています。ですから、きょうだい関係を知らない一人っ子は、きょうだいのある子に比べると、どうしても友だち関係の作り方が下手です。 きょうだいのある子は、幼いうちから家庭のなかで友だち関係の作り方の練習をしているともいえるからです。 友だちときょうだいの大きな違いは、友だちは他人同士の関係ですが、きょうだいはおなじ家族に所属する仲間同士の関係であるということです。おなじ家族の属し、寝食を共にし、一緒に生活している時間が長いのですから、お互いに気心が分かりあい、二人のあいだの連帯感は強いものになっています。 うちのなかでは喧嘩ばかりしているきょうだいでも、一歩外へ出れば、上の子が下の子をかばっている姿をよく見かけます。 ● 友だち関係ー「横の関係」の重要性 さて友だち関係ですが、友だち関係は、家庭の外に作られる他人同士の人間関係です。二人はまったく同格ですから、上下関係「たての関係」ではありません。「横の関係」です。 友だち関係には、親子関係にみられた依存とか保護とか反抗という面はほとんど見られません。協力、強調、競争、闘争、嫉妬というものが中心になります。 これらは、きょうだい関係には見られますが、前に書きましたように、きょうだいには年齢差があるし、仲間意識が強く、家庭のなかでの協力や競争です。友だち関係とまったく同じというわけにはいきません。 協力、強調、競争などは、おとなの社会生活の基本です。ときには嫉妬し、闘争することはあっても、それを上手に処理して、他人と協力し、強調していける人は一人前の社会人です。子どもたちにも、ぜひ見につけてもらいたいことです。 こういうことは、親子関係だけでは身につきません。きょうだい関係があっても不十分です。友だち関係のなかではじめて学びとっていくことができます。 同年齢の子どもと遊ぶこと、友だち関係をつくることが社会性の発達のうえで基本的に重要なのです。
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親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。 |
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