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ほめ方・叱り方 ほめること、しかること |
幼児のほめ方・叱り方 |
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スポンサードリンク ● ほめること、しかること @ ほめることは望ましい行いを子どもがしてくれるようにするためである。 A ほめられると、いい気持になるから、もう一度しようという気持ちになる。これを繰り返すと、ほめられることをすすんでやれる子どもになる。 B 叱るのは子どもが望ましくない行いをしないようにするためである。 C 叱られるといやな気持になるから、もうしないと思う。これを繰り返すと、叱られるようなことを自然にしなくなる。 D どちらも、子どもがだんだんに望ましい行いをするように仕向けるための手立てである。 E このごく当たり前のことを忘れてしまうとき、ほめ方、叱り方の失敗が出てくる。
● 叱るよりほめる機会を多くする @ 叱ることは少なく、ほめることを多くする。 A ほめることを多くして子どもの気持ちを常に明るい方向に導き、前向きの姿勢をとらせることがしつけの根本である。 ● おだてるのはよいほめ方 @ いいことをしたら「お兄さんね」「まあ偉いのね」「いい子ね」などとおだててやるとたいへんに効き目がある。 A 小さい子は自分を認めてもらうことがうれしい。 B 我の強くなる幼児期には、このほめ方はよくきく。 ● 褒美をやるのもほめ方の一つ @ よい行いの代償をはっきりした形で与えるのもよいほめ方である。 A しかし、いつも褒美を与えていると、しまいには褒美だけがねらいになって、褒美がないと何もしなくなる。 B 褒美の乱用はさけて、効き目のある使い方にかぎること。 ● 約束するのもほめ方の一つ @ よいことをしたら、どこかにつれていってあげよう、いついつになったら何をあげよう、と約束するのも一つのほめ方。 A この場合、約束したことは必ず守ること。 B 出まかせに出来そうもない約束をするとうそになるので、しだいに効き目がなくなる。その上、親の信用までなくして、子どもに悪い影響を与えることにもなる。 ● 結果を記録するのもよいほめ方 @ 子どものしたことの結果を、一目でわかるように記録してやるのも5〜6歳の子どもにはよいほめ方である。 A たとえば、生活カレンダーの表を作って壁に貼り、子どもの毎日の行為を丸や星などの記号で、はっきりつけてやる。 B 子どもは丸や星をつけることに関心を持って、楽しみながら自然に、よいことをするようになる。 C 1週間か10日分をまとめた丸や星の数によって、褒美を与えたり、どこかへ連れてやるようにするとよい。 ● 脅しで叱るのは禁物 @ しじゅう脅しつづけているうちに、しだいに効き目がなくなる。 A いったん、いけないといったことはピリッとおさえてやめさせること。 ● ダラダラした長いこごとはやめる @ くどくどと、こごとを続けても効き目がない。 A しまいには、子どもは何のためにこごとを言われているのか、原因も理由も分からなくなってしまう。 B ピリッとポイントをおさえて、短くきき目のある叱り方をしよう。 ● 親がカッとのぼせるのはいけない @ こごとを言うとき、親のほうでカッとのぼせてしまうのはいけない。 A 感情的になると、子どもも興奮してしまう。 B 親がのぼせると、つい無茶も言うようになる。 C 叱ることが、自分の感情のはけ口になったのでは、まったく効き目がない。 D カッとなりそうだったら、まず生唾を飲み込んで、気を静めてからしかること。 ● お天気屋のこごとは効き目がない @ ヒステリーで、お天気屋の母親が、そのときそのときの風むき次第で、叱ったり、おこったりしても、効き目がない。 A いっそう悪いことに、人の顔色をうかがって行動する、いやな性格の子どもになってしまう。
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親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。 |
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