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洗面のしつけ うがいのしつけ

幼児の洗面のしつけ



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 幼児期に衛生のしつけをすることは、その後の生活にも大きな影響があり、きわめて大切である。学齢期から始めたのでは遅すぎる。しつけのおもなものは、洗面、うがい、歯磨き、つめ切り、入浴などである。

 洗面のしつけ方

 洗面は、2歳ころからはじめて、3〜4歳ころにはひとりでできるようにする。

 まず親が手本を見せる

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 はじめは、父親か母親が洗面のさい、その動作を見せるようにすることが大切。

A 幼児は一般に水いたずらが好きなので、たいてい自分でやりたがる。

B なかにはすぐに興味をしめさず、やる気を起こすまでに1週間もかかる子どももいる。

C そのあいだはしぼりタオルでふいてやり、顔を洗うとさっぱりするという気持ちを持たせるのがよい。

 母親はそばで手助けを

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 自分でやるといいだしたら、こころよくさせてみる。

A はじめのうちはそばにいて、タオルをとる、そでをまくる、からだをささえるなど、子どもが洗面しやすい程度の援助をしてやる。

 しくじってもしからない

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 最初はうまくいかず、衣類を濡らしたり、そこらじゅう水だらけにすることが多いが、けっしてしかったり、やめさせて、拭いてやるようにしてはならない。
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A 動作がぎこちなくても、自分でやらせる。石けんの使用はまだ無理。

 拭き終わるまで目をつむらせる

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 洗面のあと、拭かないうちに目を開けて水が入り、泣きだす例が多い。

A あらかじめよく教えておく。

 冬はぬるま湯で

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 冬の朝など、あまりつめたい水の使用は、洗面を嫌がらせる原因となりしつけが困難になる。

A こんなときは、ぬるま湯を用意してやりたい。

 ほめながら指導を

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 3歳になれば、たいてい一人で洗面できるようになる。

A それまではほめながら指導するのが効果的である。

 うがいのしつけ方

 うがいは、3歳ころから始め、5歳を過ぎて一人前にできるようになるのがふつう。

 まねから始める

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 母親が先にやってみて、それを真似させることから始める。

A うがいは、幼児にはなかなかむずかしい動作で、はじめのうちは水を飲んでしまうが、それでもかまわない。

 家族みんなが励行する

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 外から帰ったら、かならずうがいをする習慣をつける。

A そのばあい、一家全部の者が励行するのでないと、子どもは自分一人が特別にする理由が分からないから、すぐやめてしまう。

B うがい水は、塩水やホウ酸水ではなく、ふつうの飲料水でよい。

 幼児のしつけ
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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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