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着衣のじょうずなしつけ方



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 子どもの自立心を伸ばす

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 子どもは、自分がなにかできるようになると、夢中でそのことばかりをやろうとする。
A 着衣のしつけの出発点も、自立心を伸ばすことにポイントをおきたい。

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 うまくできたときは、ほめてやることも大切な指導法。
C たとえうまくいかなくても、着かたのまずさを笑ったり、「だめね」などと言ってはいけない。一応一人でしたことをほめてやり、さらに上手に着る方法を教えるようにする。

 親が手伝い過ぎない

@ できるだけ幼児が自分でするように仕向ける。親がこまかいことまで手伝わない。

A あまり手伝い過ぎると、子どもの意欲がそがれ、自分でできることもわざとしなくなる。

 根気よくしつける

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 着物を着るとき、靴をはくときなど、その場その場で、ていねいに教えることが大切。
A いちど教えたから、もう自分でできるはずだと思うのははやのみこみ。

B 根気良く、何度も繰り返して教え込まなければならない。
C 発達の段階を親のほうでよく理解して教え込めば、子どもにも自然に自分でやろうとする気持ちがわいてくるものである。

 衣服は着やすいものを選ぶ

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 おとなの目から見た形の美しさや可愛さよりも、子どもが自分で身につけられるという点を、まず考える。
A 生地は、できるだけ伸縮の自由な材質のもの。
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B コート、上着類は滑りのよい裏地をつけたもの。
C そでつけなどに余裕があって着やすいもの。

D ボタン、スナップ、ファスナーなどは、全部前についたもの。
E ボタン類が後ろ、肩、わきなどについた衣服を、幼児が一人で着ることはまだ無理である。

 靴はひものないものを

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 靴は必ず短靴で、カギかボタンでかける、簡単なものがよい。
A ひもで結ぶ靴は、子どもの手には負えない。

 着衣にともなう生活習慣のしつけも

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 着衣のしつけは、ただ幼児が一人で衣類を脱いだり、着たり出来れば良いというものではない。
A 着衣のしつけに合わせて、清潔、整頓などの生活習慣も、身につけるように仕向けたい。

 清潔の習慣をつける

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 汚れたら、かならず着替える習慣をつける。
A 汚れたものをいつまでも着せておくと、清潔の習慣が身につかないことは言うまでもない。

 きちんと着る習慣

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 一人で着ることができたとしても後ろ前に着たり、靴の左右を間違えたり、ボタンを途中までかけてやめるという場合が多い。
A 根気良く指導して、遅くても、一人できちんと着る習慣をつけることが大切。

B 脱いだものをそろえるとか、汚れたものは決まった場所に置くというような、衣服を脱いだあとの始末も習慣づける。

 自分のものを区別させる

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 集団生活や家庭生活の中で、自分の服、帽子、靴などを間違えないように気をつけさせる。
A そのためには、名前やしるし(動物や花など)をつけて、覚えやすいようにすることも一つの方法。

 うす着の習慣をつける

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 気温の変化や運動の激しさに応じて衣服の調節を親が気をつけてやる。
A それによって、子ども自身にもうす着の習慣がつくようにしたい。

B 夜寝るときは、下着を全部脱いで寝巻きに着替える習慣もつけさせたい。

 子どもの見栄を伸ばさない

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 子どもにも見栄がある。
A 親がむやみに子どもの服をほめたりして、見栄を伸ばすようなことがないように。

B たとえ古い服でも、清潔できちんとしていればよいものであることを教えるようにする。

 幼児のしつけ
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 親の責任は子どもを”大過なく守る”ということではなくそのエネルギーを”最大限に発揮させる“ということであろうと思います。ここでは妊娠中から就学前まで子どもの発育のなりゆきを扱っています。この時期の子育てを終えてだいぶ経ちますが、むかしの子育てが現代の子育てに役立てばと思い、むかしの経験のまま記しています。参考になるものがありましたら応用して実践してみてください。

 



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